#1 樽詰め生ビールのできるまで

  ビールってよく考えてみるといろいろな形で売られています。まず、日常生活でお世話になる、缶ビール。手軽です。お父さんがよく晩酌をなさるおうちのお台所にあるのが、瓶ビール。私が子供の頃もお勝手のドアの左にケースで積まれていました。そして、今回、「ままや」で入れようと思っているのが、樽に入れられてお店にとどき、ディスペンサーから取り出す生ビール。
でも、このビール、同じ工場で作られているんです。同じ『キリン一番しぼり』だったら、できあがったビールを缶につめるか、瓶につめるか、樽につめるかというその違いなのでした。

ビールのできるまでという、横浜工場で撮影されたビデオを見せていただきました。

ビールジョッキ

☆ 原 料 原料は、主原料=大麦・ホップ、副原料=お米・コーンスターチなど。酒税法で決められているらしい。そして、忘れてならないのが美味しい水。水がまずくては台無し。
当然、厳選した材料でつくる。
大麦=二条大麦。まるまるとした、見るからに健康そうなもの。麦芽にして原料に。ビール特有のいい香りと味のもと。
ホップ=ビールのあの苦みと香りのもと。つるののびる多年生植物で、花には雌雄があって、ビールには、受精していない雌の花だけが使われる。
☆ 製 麦 いい麦に、水をたっぷり含ませて発芽させます。芽がでたら、乾燥室に入れて成長を止めて、根っこを取り除く。これが、ビールの原料となる麦芽(モルト)。
☆ 仕込み 麦芽を粉砕してお湯を加えて糖化槽に入れる。ここで、お米とコーンスターチで作ったお粥を入れて、温める。なぜお湯か。糖化が促進されるから。この課程で水に溶け込んだ大麦のでんぷん質を麦芽の中の酵素が分解して糖質化して、麦芽糖になる。この段階では、アルコールを含まないので、ただの麦汁。(素朴な疑問として、甘い麦茶みたいな味かなあ?)糖化の終わった麦汁(もろみです)を濾過。このときの最初の麦汁が一番しぼり。その次にお湯で洗い流しながら濾過したのが、二番しぼり。
さらに煮沸機にいれて、ホップを加える。『ルプリン』の働きで、ここでビールのいい香りと苦みが加わる。さらに、熱を加えることで、麦汁の中のタンパク質が凝固して沈殿する。
☆ 発酵と貯蔵 完全無菌状態で約5℃に冷やした麦汁にビール酵母を加えて発酵タンクへ。低温でゆっくりゆっくり発酵させる。酵母が麦汁の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解。泡がでてくる。造るビールによって酵母は当然ちがう。直径わずか10ミクロンの酵母も種類がたくさんあって、同じ味のビールを安定して造るため、メーカーは、酵母も優良なものを選び純粋培養して育てている。発酵タンクで1週間発酵すると若ビールができる。まだまだ、若いビール君。味や香りが荒い。もう少し修行=熟成が必要。
さらに1ヶ月から2ヶ月、今度は0℃の低温でゆっくり熟成。若ビールの濁りは静かに沈殿し、炭酸ガスはビールの中に次第にとけ込んでいく。
☆ 濾 過 うまみの成分だけを残して不要となった酵母、タンパク質が取り除かれる。醸造コントロール質でコンピュータ制御で厳重に管理されている。
写真提供:キリンビール

できあがったビールは瓶、缶、樽の三つに分かれて出荷されます。

ビールジョッキ

#2 瓶・缶・樽詰め


波止場の飲み屋 「ままや」


ニャーニーズ・アイランド