1996年8月28日
北京〜東京
 


    
ドライバーの一人
5人のドライバーさんの中で
一番明るかった2号車のドライバー

 午前中の自由行動時間は、北京の動物園と中国美術館、それに王府井(ワンフーチン)をざっと見て歩いた。やはり首都だけあって活気もある。町を歩いている人のファッションもとても近代的だった。
 空港で、きれいなラクダに乗った人の置物を見かけたが、10万円位するもので、貧乏旅行の私は指をくわえてみているだけだった。そのかわり、チキンの味のスナック菓子と、シンプルで優しい味のソルトクラッカーを買って、今日は各自で取ることになっていたお昼ご飯の代わりに、飛行機を待つ間につまんだ。
 この日チェックアウトした最後の泊まりのホテルは、行き帰りの飛行機とセットで手配されたものらしく、飛行機と同じく全日空の経営である。しかし、中国語で全日空賓館って付けたら、毎日空っぽのホテルという意味になってしまうので、中国には上海と北京にANAホテルがあるのだが、どちらのホテルにも全日空の文字はない。言われてみればその通りだけど、同じ漢字を使っているとはいえ、使い方はちょっと違うのね。不思議だな。
 午後、北京空港を発って、日本へ。飛行機の中で隣り合わせたアメリカ人が、昨夜同じお店で北京ダックを食べていたという。彼らは他の料理をあまり頼まず、3人で北京ダック1羽を食べきったという。すごい。さっちゃん、アメリカ人は、1羽まるまるくっちまうらしいよ。
 思えば、実に楽しい旅行だった。今回は実に条件がよかった。ツアーの参加者もいい人ばかりで、悪路でものすごい行軍になろうが、渋滞で車が詰まろうが、終始明るく楽しいムードが変わらなかった。前回のツアーの時の、何かあるたびに剣呑になる雰囲気とは、雲泥の差だった。
 添乗員さんも、つらいツアーなのに明るく楽しそうに仕事をしてくれた。彼女の、雰囲気作りの努力も目を見張るようなすばらしいものだった。団体旅行に不安を持っていた私には、福音のようにいい経験だった。特に、ありとあらゆるものを持って旅をしていたさっちゃんの、荷物に隠された心遣い、そして、お客への思い。私は、サービスというものを学んだような気がした。
 今回のツアーでお目にかかったすべての人に感謝の気持ちを捧げたい。「ありがとうございました。あなたのおかげでいい思い出が出来ました」と。

タマリスク日記  さあ、帰ろう。猫たちが待っている。
田園風景
北京郊外
 午前中、『幽遊白書』漫画の最後の大捜索。宿泊したホテルのANAホテルの近くには北京動物園がある。その回りにそういう子供のための本がいっぱいある街頭商が出るという話だったから、見に行ったけれどだめ。続いて、同じく小さなキヨスクみたいな本屋があって、日本の漫画の海賊版がたくさんあると聞いて、中国美術館の回りも行ってみたけれど、『幽遊白書』はなく、あったのは『忍空』、『アルスラーン戦記』、『どらえもん』、『ドラゴンボール』など。残念。そこで、最後の30分をつかって、タクシーで町の中心の王府井(わんふーちん)へ。結局そこの大きな書店にもなくて、今回はとうとう4冊買い損ねた。
 12時にロビーで集合して日本へ。
 飛行機はあっと言う間に偏西風にのっかって、私を東京に連れてきてくれた。
久しぶりにだっこした猫は、みんな健康そうで私は大変安心したのだった。

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"タクラマカン一周旅行"日程


冒険者の宿 金の割り符亭


ニャーニーズ・アイランド