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「自律神経失調症候群」はなぜ克服がむずかしいのか?
口臭と過敏性腸症候群 名前:けんた 12/18(水)13:35

はじめまして、高校3年で口臭と過敏性腸症候群で悩んでます。臭いでかなりまいってます!クラスでもう俺が臭ってるって全員にばれてます!!みんなせきこんでるし。。自覚したガスはでてないし腸の調子もそこそこいいし。肛門付近の便がにおってるのか、ガス漏れか、鼻臭なのか。。。。わけがわかんなくなってきました。とにかくおならの臭いがしてるみたいです。あ〜〜いつまで続くんだ〜って感じです。苦しいです。。心療内科でもらった精神的な不安がやわらぐ薬を飲んでるんですけど、これ飲んでれば絶対なおるんですか?って先生にいったら、騙されたと思ってのんでみなさい絶対治るからって言われたんで飲んでるけど、今の学校の状態がほんとに耐えれないです!学校では常に緊張してます。家で緊張してない時でもフゥ〜って息吐くと後の方にでてくる息が臭いです。おならのようなメタンガスのような。おなら臭をなくすにはどうすればいいですか?食事とか生活習慣とか具体的におねがいします。このままだと生きてても意味ないです。すこしでも自分でできることはないでしょうか?アドバイスお願いします!!


「自律神経失調症候群」はなぜ克服がむずかしいのか? 名前:HONDA 12/19(木)03:04

過敏性腸症候群は精神科的問題と、自律神経失調症候群が併発した状態と考えれます。

「自律神経失調症候群」については、医学界においても様々な解釈があり、その医学的な根拠や治療法は色々な取り組みが行なわれています。
「自律神経失調症候群」は精神的問題(極度の不安や、精神的緊張)がおこると、自律神経支配領域の臓器の働きが協調性を失っていき慢性疾患に移行します。そのために、非常に多くの不定な症状を訴えます。
野生動物では起こらない病態です。

時には、器質的病変に発展していく事があります。とりわけ、自律神経支配である消化器系の働きは、著しく影響を受けるために、胃がキリキリ痛んだり、やがては神経性胃炎に発展したり胃潰瘍に発展することがあります。こうして、徐々に消化器系の働きは障害を受け、その中の一つとして過敏性腸症候群も発生することがあります。

自律失調症候群で最初に引き起こされる消化器的問題は、やがて全身への問題に発展していきます。

生命維持に重要な働きである消化と言うこと自体が影響を受けるために、栄養学的な問題や、体力低下や、様々な不定な症状が発生し、さらには全身の働きに影響を与えてしまい、そのことがさらにフィードバックして精神的な影響も与えてしまうと言う複雑な病態になって行きます。(「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言う格言や、「病は気から」という言い伝えは、結構医学的にも的を得ているのです。)

ところが、内科や各科の先生(歯科も)は、各科の分担する臓器の器質的な病変に対してのみ治療を試みようとするので、精神的問題も各臓器的な問題もバラバラに取り組みが行われ、かつ、いきおい、対症療法的になってしまうために、一つのことが解決できても、他の問題が解決できていなかったり、根本的な精神的問題が解決しないとやっぱり、繰り返しおかしくなってしまうという現象が起こってしまうので、一向によくならないのです。

そのために、自律神経失調症候群に陥ると、患者は、転々と各科をさまよう様になっていき「ドクターショッピング」を繰り返しつつ、解決できない状態に陥り、さらに精神状態を悪化させ、それがさらに自律神経失調症候群を引き起こすと言う「アリ地獄状態」になってしまうことが多いのです。

結局、精神科の事もわかり、各臓器のこともわかる先生が、全体の流れを理解したうえで治療に当たれば解決できることなのですが、実はこれも非常にむずかしいのです。

 なぜなら、多くの診療は、その場の診断を試みますが、自律神経失調症候群は、その人の精神状態と同時に全ての行動や生活を詳細に分析していかないと、いけなくなるからです。身体の健康は、その人の生活習慣や食生活習慣に依存しているからです。

したがって、各科の病的問題に対する根本治療とあわせて、途方もない調査や、色々な角度からの指導が必要になるからです。

このような治療体系は、実は現在の開業医のレベルでは不可能なことなのです。人手と時間がかかることと、総合的な医学的知識が要求されるからです。さらに、それに伴うコスト(経済面)を考えるとととても、割が合わなくなるので、誰もしないのです。

これは、西洋医学の欠点であり、むしろ、全体的なつながりを考えていく中医学的(東洋医学的)アプローチや治療哲学が必要になります。

したがって、ほんだ歯科での治療では歯科医だけでなく、歯科衛生士、栄養士などがチームを組み多角的な分析が行なわれ、歯科的取り組みに加えて、口腔の消化器としての問題の克服とそのために口腔生理機能の充実などのアプローチが行なわれるし、治療では、単に口臭や歯科的検査だけでなく、生活面や食生活面の綿密な調査を行ない、西洋学的取り組みだけでなく、全身の機能と口の消化器としての機能を関連付けた取り組みが行われるのです。




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