|
|
1996年9月15日 |
|
|
| |
| 石頭城の遺構 |
カラクリ湖にて 後ろの山はコングール |
|---|
午前中は、タシクルガンの観光だ。ホテルから歩いてまずは、石頭城へ。石を積んで土台を作り、その上に土で建造物を建てたお城だ。現在もかなり残っていて、往時を忍ぶことが出来る。体が本調子でないのに、無理して写真撮りにあちこち飛び回る。城自体が小高い丘の上にあるので、町全体から、遠くカラコルム山脈、パミール山脈、そしてヒンデュークシの山々が見渡せる。天気が良くて幸いだった。これで、もう少し山の知識があればよかったのに。
続いて、バザールを冷やかした。なつかしい、何でも売っているあの中国のバザールと再会である。ここのバザールはあまり盛んではなく、お店がちょぼちょぼと開いているだけだった。
今日と明日は、車をチャーターしてあった。本隊と別行動になるについての、何かあったときの責任の所在について、日本出発前に誓約書もきちんと書いての別行動だ。別行動中に、私に何かあって、本隊に迷惑をかけるのだけは困るからだ。タシクルガンを出発して最初にタシクルガン郊外の温泉のあるところにいった。山肌からかなり熱いお湯がわいていて、お風呂も併設されていた。しかし、日本の清潔なお風呂になれている私にはちょっとトライしてみる勇気がでなかった。それに、熱もあったし。
カラクリ湖の少し手前を走っていると、物資を運んでいるのか、男がらくだ2頭に荷物を満載し奥さんか娘さんを乗せた馬をふくむ3頭を引いているのに行き会った。男は、カラクリ湖のはしっこの水たまりがたくさんある湿地帯を横切ろうとしているようで、手前の水たまりにその姿が映ってなんとも美しい。あわてて車を止めると、このあたりの高度がかなり高いことなどすっかり忘れて、男の小さなキャラバンを追いかけて道路端の土手を駆け下りた。そして、湿地帯を用心深くよけながら、それでも全速力で走って男達を追いかけ何枚かの写真をとった。後ろに見えるのは、コングール山である。日本人が考えているシルクロードのイメージには、なんといってもらくだがかかせない。そのらくだと山と水に映る姿。私の好きそうな構図というやつである。歩き去っていく男達に背を向けて車にもどる途中、高度障害のことを思い出してぞっとしたけれど後の祭りだ。全くこのあたりしまりがない。
カラクリ湖に着いた頃には、明らかに熱が高くなっている。遅めのお昼の食卓にもついたが、食がすすまず、そのままダウン。夜半薬を飲むために起きたときは38.7度になっていた。パオの中で、着込めるだけ着込んで何枚も布団を掛けて熱と戦う。節々が痛く、熱にやられた頭で、こんなところくるんじゃなかったとしみじみ後悔した。カラクリ湖到着直後から6時間おきに服用した抗生物質のおかげで、朝には熱が下がっていた。ありがたかった。
| "前日"へ | "翌日"へ |