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365 re(1):リリース時の肘の高さ
2008/11/21(金)22:02 - sometime knuckler - p222013005144.ppp.prin.ne.jp - 10761 hit(s)
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sometime knuckler と申します。
よろしくお願いします。

僕も、肩を痛めたことがあります。少しでもご参考になればと思い、レスいたします。


西口さんのトピを一読したところ、
肘が下がる問題と、コントロールの問題とが、ごちゃ混ぜになっているような感じがしました。

論旨の流れは、
「投手をやってみたが、昔よりコントロールが悪かった。
自己分析してみたところ、肘が下がっているようだ。
肘を上げればコントロールが良くなるに違いない。」
ということだと思うのですが、、、

本当に、肘が上がればコントロールは良くなるのでしょうか?

もちろん、一般的には、肘が上がっているほうが、コントロールは安定するでしょう。
しかし、ここでの問題は、
昔のコントロールが良かった頃の西口さんも、ちゃんと肘が上がっていたのかどうか、です。

野手と投手とでは、腕の振り方など、ボールの投げ方は、だいぶ違うと思います。
文面から、硬球経験者とおみうけしますので、肘の高さの重要性は熟知されていることでしょうし、
バッティング投手をされていたとのことですので、それほど肘が下がっていたわけではないでしょう。
とはいえ、やはり、捕ったらすぐ投げる、という野手としての投球フォームが、
長年にわたり身についていることだろうとも思います。

つまり、昔のコントロールが良かった頃の西口さんも、
今と同様に、肘が下がっていた可能性があります。
昔も肘が下がっていたけれどコントロールは良かった、と。

だとしたら、
今、肘を上げたところで、コントロールは良くならないかもしれません。
問題の本質は、もっと、別なところにある印象を受けます。

もちろん、肘を上げること自体は良いことなので、
それ自体を否定しているわけではありません。
西口さんの場合、
肘が下がることと、コントロールが悪いこととが、直結していないような感じがするのです。


気になるのは、やはり、肩の故障です。

西口さんは、「痛み」について、何も触れられていませんが、
現在、痛みは、いかがなのでしょうか。

人間というのは、痛みがあると、無意識のうちに、
痛みを回避しようとする動作をしてしまうものです。
脳が、勝手に、危険回避のための信号を出してしまうのですね。
理性では、どうすることもできません。

また、もし痛みがなくても、
まだ肩が硬いということですから、なんらかの障害が残っていることも考えられます。

一読したところ、僕には、
これがコントロールを悪くしている原因のように感じました。

肩の柔軟性が充分に回復するまで、今しばらくはリハビリに専念し、
投手をやるのは、もう少し先の話でも良いような印象を受けます。


次に、肘が下がる問題を、単体で考えてみたいと思います。
つまり、肘が下がることとコントロールが悪いこととが直結していると仮定して考えてみます。

肘が下がる問題は、
投手の悩みとして上位にランクされるほどの、よくある悩みだと思いますが、
その段階もさまざまです。

本人に肘が下がっている自覚が無い段階やら、
自覚があっても修正ポイントが分かっていない段階やら、さまざまです。

西口さんは、自身の投球フォームをビデオに撮られているとのことで、
おそらく、修正ポイントを理解されているのでしょう。
ただ、肘を直そうとすると不自然な動きになる、という段階なのだろうと思います。

誰しも、フォーム変更など、初めての動作をするときには、
もどかしさや、ままならなさ、これでいいのかという不安など、違和感をおぼえたりするものです。
西口さんには、
長年にわたる、野手としてのボールの投げ方が身についているだろうと推測できますので、
投手としての肘の高い投球フォームに対し、違和感を感じるのかもしれません。

この不自然さは、産みの苦しみと言いますか、通過儀礼と言いますか、
フォーム変更の際には、誰にでも起こることですので、
そこから逃げないほうが良いと思います。

あまりにも不自然さがヒドイ場合には、
無茶苦茶な投球フォームのせいなど、別の理由も考えられますけど、
おおむね、動作が体になじんでいないだけだと思います。

数をこなして、自分のものにしていってください。


最後に、コントロールの問題を、単体で考えてみたいと思います。

コントロールは、ムズカシイです…
僕が知りたいくらい(笑)。

コントロールは、投手としての最重要課題といってもいいぐらいの問題ですので、
投手フォーラムの過去ログにもあるみたいですし、書籍などでも、いろいろ公開されています。
西口さんもおっしゃっているように、下半身を鍛えることも、よく言われていますよね。

ただし、西口さんに関して言えば、
昔はコントロールが良かったのですから、極端に下半身が弱っていない限り、
別問題のような感じがします。

たとえば、心理面です。
プロの投手だって、故障明けなど、ブランクがあった場合、
点差が開いた場面など、楽な場面で、調整登板しますよね。
いきなり、緊迫した場面で投げることは、少ないです。
投手心理というのは、それだけ、微妙なものなのですね。

ましてや、僕らは、草野球ですもの。
初めて投手としてマウンドに上がって、ズバズバっと、狙い通りにコースに投げ分ける、
なんてことが、、、できるわけないです…

おそらく、西口さんは、練習では、そこそこコントロールが良いのだろうと推測します。
練習のときからコントロールがめちゃくちゃで、四球を連発することが、あらかじめ分かっている人を、
投手として登板させる監督は、たぶん、少ないですものね。

だとすれば、たとえば、マウンドになじんでいないとか、実践経験の不足とか、
コントロールが悪いのには、別の問題があるだろうとも思えるのです。


また、投球フォームを変更したばかりの頃に、コントロールが安定しなくなるのは、
これは、まぁ、当たり前のことですよね。

投球フォームが、体になじみ、自分のものになっていくにつれ、
自然とコントロールは安定していくものです。


20代なかば、ということならば、じっくり肩を治した後からでも、
まだまだたくさん、投手として野球を楽しむことができるでしょう。
チームの事情もあるのかもしれませんが、あせらずに、良い投手を目指していってくださいね。


〔ツリー構成〕

【364】 リリース時の肘の高さ 2008/11/20(木)23:49 西口
┣【365】 re(1):リリース時の肘の高さ 2008/11/21(金)22:02 sometime knuckler
┣【366】 re(2):リリース時の肘の高さ 2008/11/21(金)23:26 西口
┣【367】 re(3):リリース時の肘の高さ 2008/11/23(日)22:07 バルタン星人 
┣【368】 re(4):リリース時の肘の高さ 2008/11/23(日)23:03 西口
┣【369】 発想の転換 2008/11/25(火)22:31 sometime knuckler
┣【370】 re(1):発想の転換 2008/11/26(水)00:53 西口
┣【375】 ロイヤル・ロード 2008/11/29(土)22:57 sometime knuckler
┣【376】 re(1):ロイヤル・ロード 2008/11/30(日)02:16 西口
┣【379】 今さらですが… 2008/12/4(木)23:44 sometime knuckler
┣【380】 re(1):今さらですが… 2008/12/7(日)03:05 西口
┣【378】 削除

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