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2002/2/18(月)13:20 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp
草審判の久間です。
そうですね。変化球によっては,本塁上に落ちてくる
投球がありますね。
野球規則を遵守すると,その投球はストライクゾーンという
五角柱に触れているわけですから,ストライクと判定できます。
実際,私が球審をした試合でも,捕手が本塁上にミットを
差し出して,本塁上で捕球する場面に何度か遭遇しています。
身体を本塁上へ乗り出すと,打者が投球を打とうとして
いなくても打撃妨害となりますが,腕だけでは即打撃妨害
にはなりません。
ですから私はストライクと判定しています。
しかし。しかしです。
このような投球を捕手が本塁上で捕球しなかった結果,
投球が本塁に当たった場合。
このケースでも,野球規則を厳密に当てはめますと,ストライク
ゾーンに触れた後の投球ですからストライクと判定される
ことでしょう。でも,私はそのときはボールと宣告しています。
捕手が捕球したらストライク,捕球しなかったらボール。
何とも,審判員失格に価するような判定だと思います。
けれども,本塁に触れるような投球に対してストライクとは
宣告できないというのが心情です。
もしストライクと判定したら,打者はとんでもない審判員だ
と顔を真っ赤にしてお怒りになることでしょう。
地面に触れた場所が,本塁より後方,捕手寄りであった場合は
私は迷うことなくストライクと宣告しています。
打者はあっけにとられていますが,その際はストライクゾーンを
通った後に地面に当たっているのだから,ストライクなのです
と説明することにしています。
こんな内容で,最初のご質問の回答になりますでしょうか。
失礼致しました。
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┣【75】 現実にストライクと宣告できるでしょうか… 2002/2/18(月)13:20 久間(くま) |
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