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76 規則上のストライクゾーンと実際のストライクゾーンとの かい離 |
2002/2/18(月)17:03 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp
草審判の久間です。
ストライクゾーンという目に見えない五角柱の
どの部分にでも投球の一部分が触れれば,それは規則上
ストライクと判定することが可能です。
インフライト(地面や打者に当たっていない)の投球が
この五角柱のどこか一箇所にさえ触れていれば,それは
インフライトの状態で通過したと言えます。
ですから,例えばインフライトの投球が五角柱の打者席と
平行の面に触れた後に失速して,捕手が捕らえる前に
地面と接触しても,それはストライクです。
がしかし,捕手も直接捕球できず,五角柱の頂点へさえも
ノーバウンドで達しなかった投球に対して審判員は胸を
張ってストライクを宣告できるでしょうか。
やはり,捕手が捕球できなくともストライクと宣告できる
投球というものは,ストライクゾーンのどこか一箇所をかすり,
このストライクゾーンを形成する五角柱の頂点を横にのばして
できる直線を越えたものを言うでしょう。
この横にのばしてできた直線をインフライトの投球が越して
いったとき,インフライトの状態で通過したと言えましょうし,
このような投球でしたら,捕手が地面に触れた後捕らえても
ストライクと宣告できるでしょう。
昔,私の審判仲間だけで開催した球場での審判勉強会の折,
五本の木の杭を立て,その五本の間に糸を張って,目で見える
ストライクゾーンをつくったことがありました。
実際のストライクゾーンを確認し,この糸に触れた投球に
対してストライクと宣告する練習です。
しかし,糸を揺らせた投球の中には,とんでもない球筋を
描くものが多数あったことを記憶しています。
「こんな球,ストライクなんて言えないよなあ」
「そうだよ。今のような投球をストライクと判定したら
暴動が起きるぞ」
なんていう会話を交わしました。
規則上のストライクゾーンと審判員が堂々とストライクを
宣告できるストライクゾーンとは必ずしも一致しないという,
何とも煮え切らない回答をしますことをなにとぞお許し
いただきたいと存じます。
失礼致しました。
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