【4日目】

 昨日と同じように朝起きて朝食。今日のメニューはコーンビーフみたいなのとベーコンとご飯。M君は「昨日の朝食なら食べれたのに」と結局ほとんど食べなかった。食べれなかったのは腹痛を起こしてたせいもあったようだ。今日はマクタンへ帰らなければならない。セブ港からシューマート(SM)は近いので帰りによっていこうという話しになった。そのためには夕方にセブ港に着く高速挺に乗らなければならない。結果、午前中に2ダイブ。結構忙しいスケジュールである。

 昨日と同じようにリゾート前のビーチからバンカーボートに乗ってスミロン島へ。位置的にはセブ本島のリロアン付近にあるのでダイビングのときに一度セブ島に近づいて離れ、またセブ島に帰るといった行程である。
昨日、日焼けしすぎて真っ赤だったM君はさすがに日よけのあるところにいた。が、結構そこは肌寒かったので気が付くと日の当るところに移動していた。今日がこの騒々しい10人と過ごす最後の日ということで海に入る前にみんなで記念撮影。「海に入るとせっかく書いたまゆげがなくなっちゃうんだよねぇ」とあるお方達が言っているので「じゃぁ、あがったら使用後も写そうか?」と笑い話をしながらダイビングの準備をした。

≪ポイント名;"Hotel Point" Sumiron Island≫  1本目

 今日は結構透明度がいい。25mくらいは見えている感じ。(Mちゃん:20〜18mくらいかなぁ、Mくん:15mくらい、と言っていた。やはり透明度の感じ方には個人差がある。)自然光もさんさんと海中に降りそそぎピープル…パープルビューティの紫もきれいに見える。今日は浅瀬の自然光のおかげでビデオが結構きれいに映る。おまけにいままでのポイントよりはおだやかな感じのところでエダサンゴがいっぱいだった。ドロップ気味のところを流しながらゆっくりダイビング。Mちゃんが僕の上にいたので太陽をバックに泳いでもらうが思ったような映像にならなかった。Mちゃんはヘラヤガラのつがいを見たらしい、肉眼で見れるのがやっとだったとかいいながらもシャッターを切ったらしい。案の定、出来上がってきた写真はどこまでも青い風景が…風景画?コクテンハコフグくんもいたそうだ。

 ほとんど休憩するまもなくポイントを変えて2本目の準備。結局水面休息30分くらいで2本目へ。

≪ポイント名;"Sanctury" Sumiron Island≫

 今回最後のダイブ…と後で思ったのだが、エントリーする時にはそんなこと思うまもなく海の中へ。さっきよりちょっと濁っている感じ。まぁそれでも昨日に比べれば見えているんだけど。(Mちゃんは18mくらいだといっている。)水面休息の時間が短かったのでダイブコンピューターを気にしながらだいたい10m付近をうろうろとする。Mちゃんがミナミハコフグを見つけ僕のビデオで撮れと意思表示してくるので、ビデオにその姿を収める。やはり警戒心が強いのか岩陰にすぐに隠れてしまう。ライトのおかげで岩陰に隠れた姿もちらっとではあったがうまく撮れていた。はじめてライトを持っていて良かったなぁと思った。ここのポイントは水深10mくらいに棚があり、その下も緩やかな棚のような感じで、2段の棚の下はドロップオフという感じだろうか。10m付近ではエダサンゴがかなり密集しており、すこしばかり幻想的な雰囲気をかもしだしているようだった。(Mちゃんのお気に入りのポイントとなる)その下(15〜20m付近)では赤みがかったソフトコーラルにむらがる小魚達がいたようである。結局、Mちゃんは唯一頭痛のしなかったダイビングで、とてもご満悦そうであった。

 ダイビングを終えリゾートへと走るバンカーボートの上でお昼ご飯。昨日のお昼と似たようなメニュー。M君、Mちゃん、Kちゃんはダイビング直後のためか食べなかったようだった。(Mちゃん曰く、海水浴したあとや思いっきり運動したぁっていうようなここちよい疲れの状態ではおなかがすかないのだそうだ。きっとKちゃん(船酔い?)とMくん(酸欠?過酸化呼吸?)は気持ち悪かったのでしょう!)
朝の約束どうり(?)使用後(ダイビング終了後)の女性陣の写真を撮ってあげた。写真では眉毛はしっかり残っていた。
リゾート前のビーチまで大型バンカーは入っていった。どうやら潮が満ちていると入れるようだ。今日もシャワーの代わりにM君とプールで塩抜きがてら一泳ぎ。準備をしてリゾートを後に。

 もう2泊するという女の子3人組のうちのふたりに見送られながらリゾートを後にした。港にむかう車のなかでラジオから結構タイプの曲がながれていたのだが解説の言葉がききとれずなんの曲かがわからずじまいだった。この町の雰囲気って好きだったよぉ(Mちゃん談)といいながら車のなかで思い出を回想するMちゃんとKちゃんであった。
港に着くとM君の車と色違いのパジェロが止まっていた。「スターレットのCMみたいに海走ってきたんじゃ、そんでちょっと色落ちちゃったんじゃ」なんてことを言っていると、しっかりM君がビデオに収めていた。荷物をのせた車がくるのを車のなかで待っていたら怪しいもの売りのおじちゃんが窓の外に現れた。彼の片手にはきらびやかな時計やブレスレットのようなもの、もう片手にはしっかりと電卓があった。これは値切るのに一苦労しそうなおじちゃんだなぁっと思いつつ、みなさんそれぞれが浸りきっていてだれも相手にしなかった。そのうち荷物がやってきたので待合室に移動した。
高速挺の中でまたしてもひと眠りしようと思ったのだが1時間くらいで目が覚めてしまった。暇をもてあましていたので後部甲板に出てボーとしていたら船が巻き上げる水しぶきで顔が塩だらけになってしまった。

 セブ島に着いてPCRIへの帰り道、シューマートでお買い物。テーブルタップの欲しかった僕は直行で家電製品売り場へ行き63ペソなりでテーブルタップを買った。これで耐圧だけ見れば240VOKだから世界中何処行っても大丈夫でしょう。
その後ケーキ屋さんをいったりきたりして、悩んだ挙げ句に真紫のウベケーキを3つ買った。(M君は食べられないので4つではない)最上階に遊園地があると言うので見に行った。屋内遊園地にしてはでっかいメリーゴーランドや、ジェットコースターがあった。お台場にあるセガなんとかっていうやつのお子様向けって感じかなぁ。ゲームセンターもあったので少しのぞいてみると日本とまったく同じというか日本のゲーム機をそのまま持ってきてあった。画面には日本語で"対戦できます"とか出てるあたり、海外向けに対して、なにも手を加えてないのがばればれである。(電源はどうだかしらないけど…あっ、日本の工場とか200Vだから日本のゲームセンターもじつは200Vだったりするのかなぁ?)セブではやっているのかちょっと妙だったのは、カラオケマシーンがおおっぴろげに置いてあること。日本のプリクラのノリでカラオケマシーンが数台おいてあって、見知らぬ人をギャラリーに歌っている。集まっている人の多さは歌っている人のうまさかなとも思った。
そのあとシルバーリング売ってる店を発見。前回同様MちゃんとKちゃんはまた買うつもりだったのだがその店にはちょうどよいサイズの物がなくて、その後いくつかシルバー製品を扱っているお店を目指して歩くはめになるのであった。最終的に欲しいものはみつからず、出店風に売っているタコスで気を紛らわそうとしたのか女性二人はタコスを購入。ご飯前ということもあり二人で1つをわけあうつもりだったらしい。…が、彼女たちは一口ずつ食べ、そのご2度と彼女たちの口に入ることはなかったのである。日本に帰ってきて1ヶ月もしてきづいたらしい。
加藤さんといっしょに回っていたYちゃんは”ハロハロ”を食べたあとスーパーのようなところで加藤さんおすすめのラム酒を購入。けっこうやすくておいしいそうだ。(次回は手に入れたい…Mちゃん談。)Yちゃん購入のちびTシャツもかわいかった。

 買い物を終えPCRIへ戻った。今度は新しく出来ていた(前回来たときに作っていた)部屋だった。荷物を運んでくれたのが前回プールのバーで一緒に話をした村田さんだった。「覚えてるか?」って聞いたら少し考えて思い出してくれた。すぐに「ビール飲むか?」って言うので「いや、食事した後で行くよ」と言ってわかれた。
最後の夕食は一緒に帰ってきたYちゃんを含め5人で食べた。今日のお昼まで食事のデザートとしてかならず出ていたマンゴーは甘かったのだがこの時のマンゴーはとってもすっぱく感じたMちゃん。それでもものすごい顔をしながらマンゴーをたいらげたのであった。加藤さんも途中で現れたのでログ・ブックにサインをもらった。
食事の後でMくんと「あした早いけどプール行く?」「でも明日早いからなぁ」って話になり、とりあえず村田さんに会いにプールへ行った。しかし残念ながらいなかったので「しょうがないな寝るか」と言って帰り支度をして寝た。

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