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1996年8月15日 ニヤ〜ホータン |
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| 美しいタマリスクの花 |
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今日は、観光が多かったので、少しくたびれたが体調はずいぶん良くなった。
道路が大分良くなった。今日は体がとても楽だ。回りの景色にも大分緑が出てきた。車で走ってくると、細い道という糸に、緑の玉のようなオアシスが連なっている、その翡翠のネックレスのようなものがシルクロード、そんなイメージを持った。その感覚に基づくと、遠くの方にオアシスの木々がこんもりと見えてくると、何となく心が温かくなるようだった。あそこには、町があり、水があり、人々がいる、そんな実感が心にせまるのだ。
砂漠には、ラクダ草や紅柳が生え、特にシーズンなのか紅柳には美しい濃いピンク色の花がついている。そしてオアシスには埃をかぶって茶色く見えはするものの、桑の木、砂夏目、ポプラ、ザクロ、葡萄などの木々の他に、経済作物のとうもろこし、コーリャン、稲(今日通った干田で今回の旅で初めて稲を見た)、綿などがつくられている。
本当にオアシスに入ると先ほどまでの砂と埃の道が嘘のように、緑があふれんばかりなのだ。この落差が実に大きく印象的だった。
ホテルに入った後、再び観光にでて、絨毯工場、バザール、玉工場そして、約特干(ヨートカン)遺跡とあちこちを小さなバスで観光して回った。
玉の工場では、いろいろな制作工程も見せてもらえたし、とても楽しかった。私は、記念に自分の干支の玉のペンダントヘッド(といっても、イトが結んであって、それを首の後ろで結ぶのだが)を買った。和田玉を買わずして、何のここを離れられようか。
その後、ホテルから14km程のところにある約特干(ヨートカン)遺跡に行った。天気は相変わらず暑かったが、耕作地の中の約特干(ヨートカン)遺跡ではむっとするような湿気を感じた。この砂漠沿いの気候でも、オアシスの中は、普通に湿気があるのだと感じて少し驚いた。あの湿気は、用水路から蒸発したばかりの水の湿気だろうか。濃密な湿気の中でかぐ、緑のにおいには、むせ返るような強さがあった。
ここは、何の遺跡なのか余りよくわかっていないらしいが、一面に拡がる畑の5m程の地下に遺跡があり、用水路のそこをさらうと土器のかけらがでてくるという。奈良の方の友人に送りたくて、観光客を見つけて商売をしようとする、日頃拾って置いた土器を売りに来た子供達から良さそうなのをいくつか買い取った。友人は喜んでくれるだろうか。
ホテルから浜さんに、9月の旅行のことで電話した。中国から、しかも、こんな地方都市から電話してくるなんて、と驚いていたが、そんなことは大したことではなかった。旅は準備が成功、失敗を決めるのだ。
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