むし歯や歯周病と口臭の関係
むし歯と口臭の関係

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歯周病と口臭の関係
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<1>歯周ポケットと歯周病と口臭の関係

多くの人は、歯周的な問題と口臭を極端に結び付けようとします。
もちろん、歯周病も進みすぎると、他人にわかる口臭に発展するのですが、皆さんが考えているほど、口臭に結びつくものでは有りません。
歯周的問題以上に、歯周状態と口腔内生理機能とのバランスの方が、もっと関係します。
このことは、私は早くから書いていますが、殆どの口臭に関連する情報では、歯周病との関連を強調しすぎて、問題を見失ってしまうことがあります。
この考えは、アメリカで初めて本格的な口臭治療をされてきた、もっとも臨床では経験豊富でたくさんの口臭患者を治療してきた、Dr.Jon L.Richter 先生とのミーティングでも同じ意見でした。

歯周的問題や、虫歯的問題にこだわりすぎると、口臭の本質的な原因を間違ってしまう可能性があります。
この点における Dr.Jon L.Richter 先生と私との見解の相違としては、Dr.Jon L.Richter 先生は、舌の状態が重要であると考えられ、私は口腔内生理のバランス(主として唾液などによる口腔内の自浄作用のバランス)が問題であると言う点でしたが、良く議論すると、同じことであると考えています。このことは虫歯や歯石よりも重要なことなのです。

そこで、ちょうど良い質問なので、歯周ポケットと、歯周病の関係や、それぞれの状態における口臭との関係について詳しく書いておきます。

歯医者で口臭の事を聞くと、虫歯でもない限り、歯を磨くこと(プラークコントロール)を指示されるだけのことが多いです。
しかし実際には、歯周的問題が他臭的な口臭に関連するのは、かなり進行しないと発生しません。
だから、よほどでない限りは、気にしないでいいのです。

ほんだ歯科の一般患者は、本当に口の中には虫歯や歯石が多い人が多いのですが、大半は口臭で悩むことも無くかつ、それほど問題となる人はいません。
口臭外来に来る人ほど、状態は(歯医者にいくつも行っているので)いいにもかかわらず口臭が問題になるのです。


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