むし歯や歯周病と口臭の関係
むし歯と口臭の関係

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歯周病と口臭の関係

歯周病は病気なのか?(歯周病に対する考え方)--口臭を起こさず歯医者に歯を抜かれないために

歯ぐきからの出血と口臭

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歯周的問題と口臭
   

<4>他臭に発展していく歯周炎
炎症が歯肉だけではなくて、骨にまでおよんでしまうと、歯はしだいに動くようになって、さらにそれが進行すると、骨が吸収されて、最後には歯が脱落してしまいます。これを歯周炎といいます。

歯肉溝は炎症によってしだいに深くなって、ポケットになります。ポケットのなかにはプラークや歯石(プラークが石灰化したもの)が停滞しやすく、膿が出るようになります。

(前期)
歯肉炎もひどくなっていくと、歯周炎に発展し自覚症状がなくても、単独で他臭(人が分かる口臭)に発展していきます。
前期での模式図です。



この前期の段階では、舌の状態や、唾液分泌状態などのほかの条件がよければ、ほとんど、他人が気になる口臭はありませんが、自覚的な口臭は少し気になるようになったり、朝起きた時に口の中が粘ついて不快であったり、においを感じるようになっていきます。
緊張や不安の強い人は、自覚的な口臭はひどくなります。人前では、口臭がするようになります。

(中期)
この段階になってくると、舌は多くの場合、黄色い舌苔が目立つようになってきます。また、唾液を取り出すと、血液が混じっていたり、少し黄色くにごってきます。
歯茎が痛くなってきたり、少しぐらついたり、歯茎が腫れたり、膿が出たりの症状に気がつきます。
口臭は、かなりきつくなり、かつ自分でもわかりません。
においの種類は、腐ったような腐敗臭や時に、ツーンとくる刺激臭があります。



(後期)
ここまで、歯周病を進めると絶望的な状態です。
骨の破壊が進み、多くの場合急性に痛くなって歯医者に行っても歯を抜くしかなくなることが多いです。
歯はぐらつき、一日中非常に高いレベルで口臭がしてきますが、意外なことに本人はほとんど感じません。(特徴的なことです)

舌は多くの場合過剰な黄色い舌苔がいつもつくようになります。
舌を磨かないと気持ち悪い状態です。
周りは、非常に迷惑することになります。この状態では、しゃべる時以外でも呼吸によっても悪臭がひどくなってきます。
その人が寝ている部屋は、換気が悪いと、ひどい臭気になることが多いです。


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