10.ブ リ ッ ジ へ |
艦橋。ブリッジは2段になっている。 上が私たちが訪れた部分。 拡大画像サイズ K |
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<ブリッジへ>
館内は、大きなアメリカ人の体には不釣り合いなほど、廊下や階段が狭かったり、急だったりする。私たちでも、頭がぶつかりそうなところがあった。「この船は古いから」とセーラー服くんが笑っていたが、本当に新しい船は空間的にも大きいらしい。フライトデッキから階段を5階分ほどあがって、最上階のブリッジにあがった。ブリッジからは、飛行甲板が大きく見渡せ、その一番にいい位置に司令官(艦長)の席があった。国際交流ボランティアの方の説明を聞きながら、そっとめがねさんに聞いてみると、司令官席に座ってもいいという。早速腰掛けてみた。飛行甲板はもちろん、かなり遠くまで海面が見渡せる。前にはたくさんのモニターが並び、無線装置、ビデオ装置など、有りとあらゆるものがあった。足の短い私はよじ登ったのはいいけれど、降りるのに一苦労した。
ブリッジの天井は本当に低かった。背の高いC氏は、ブリッジの中で直立することは難しそうだった。そのこじんまりとした、作りには不釣り合いなほどに、機材が詰め込まれたブリッジは、やはり、なにやら戦争のにおいがした。
つま先立ちしてブリッジの横の窓から、飛行甲板を見下ろして、先程聞いた説明の一連の発進、着艦作業の流れをイメージしてみようとしていたら、さっきのセーラー服くんが近づいてきて、彼の持ち場の大切なカタパルトの位置と、大体の飛行甲板のレイアウトを教えてくれた。つくづくでかい船である。
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