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230 守備妨害か走塁妨害か微妙なところですね
2002/4/28(日)18:51 - 久間(くま) - yahoobb218130040190.bbtec.net


草審判の久間です。

野手と走者が二度も衝突するとは何とも
複雑ですね。
審判員の判断が待たれるところです。

けん制球を処理しようとした野手と一塁へ
戻ろうとした野手が衝突した最初のケース
ではどの妨害も宣告されないことでしょう。
もちろん,そこには故意による妨害行為が
なかったとしてのことです。
この次,二度目の接触が判断に難しいところ
ですね。
野手は球をつかもうとしている。走者は二塁へ
向かおうとしている。
走者が接触したのが野手ではなくて地面を
転がっている球だとしたら,まず守備妨害
となることでしょう。でも今回の場合は
そうではありません。
では,走塁妨害か?
球の処理に失敗した後の野手は走者の走路
をふさぐ権利はありません。
もしこの野手が送球ではなく打球を処理しようと
している最中でありましたら,文句なしに
守備妨害です。でも今回の場合は送球ですので
それは該当しません。
ご質問の状況から考えるに,もし妨害を宣告
するならば走塁妨害でしょう。
走塁妨害を宣告するとして,直ちにボールデッド
として走者に次塁への進塁を認めるか,もしくは
プレイが一段落してからどの塁まで進めるかを
審判員全員で協議して決定するか。
そこのところも審判員の判断しだいですが,
今回のケースでは一塁走者はプレイの当事者です。
ですから,走塁妨害の宣告がされるのでしたら,
まず間違いなく即タイムが宣告されることになる
a項を適用することが正しいと思われます。
すぐにボールデッドにならなかったとのことですが,
審判員は本当に走塁妨害のb項を適用したのでしょうか。
もしb項を宣告していたならば,プレイが一段落
したときにタイムが宣告されて,審判員全員が
集まって協議したはずです。
それもなかった様子ですので,もしかすると審判員は
守備妨害にも走塁妨害にも該当せずと判断して
成り行きに任せたのではないでしょうか。

失礼致しました。


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┣【231】 走塁妨害b項の場合の処置方法 2002/4/28(日)19:44 久間(くま)
┣【234】 re(1):走塁妨害b項の場合の処置方法 2002/4/29(月)06:59 カステラ
┣【235】 審判員の的確な判断であったと思います 2002/4/29(月)16:02 久間(くま)

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