口臭治療の問題点
口臭治療の問題点と対応する医療機関

自費治療と口臭治療の関係

現在行われている口臭治療の問題点と見捨てられてきた自臭症患者

アテイン(口腔内ウレアーゼ活性測定器)とハリメーターについて

口臭測定器の結果について

現在の口臭治療の現実的問題点−自臭症への対応の遅れについて

口臭が一般歯科治療で解決する予想確率と原因について−歯医者の評価と家族の評価の違いについて

大学病院の口臭外来で「治療の必要は無しと言われる口臭」について

現在の口臭専門治療の矛盾

なぜ口臭を抱えていても病院では口臭を否定されるのか?

「なぜ病院の先生は患者の訴えを信じないのか?」の問題点

口臭治療の必要性のアピールと啓蒙活動について

   

現在の口臭治療の現実的問題点
ーー自臭症への対応の遅れについてーー

どうしようもありません! 名前:さくら 11/7(水)17:59 

はじめまして、こんにちは。
私はずっとずっと、もう10年位口臭に悩んでいます。
きっかけが母の言葉ですが、友達からもそれとなく「臭い」
ということをほのめかされたり、嫌そうな顔しているのを
いつも感じていました。朝起きてから寝るまで、ガムなしでは
人と言葉を交わすこともできません。
今年大学に入学してからは、周りの人と距離をおいて、
私が口臭をもっていることを気づかれないようにしています。
でも、こんなことでは解決にはならないと思って、
歯科で口臭の原因を教えてもらおうとしました。
口臭がするということを口にするのは、すごく恥ずかしい。
だけど、私なりに口臭の辛さを訴えたつもりでしたが、
「口の中に原因はないし、におわない。
思春期特有の自己臭恐怖症だ」などと言われて、
結局相談料だけとられて何の解決にもなりませんでした。
また、舌苔のことや、生理的な口臭についてなどの説明を
長々とされたりもしました。口臭で悩んでいるのだから、
そんなことはとっくに調べて知っているのです。
私が知りたいのは、私の口臭の原因が何であるのか、なのです。
マスクをしたままの診察でわかるはずがない。
それに、ある特定の時間に口臭を感じなかったとしても、
それは断片的な情報で、それだけで「この人に口臭はない」
とはいい切れないと思うのですが。
ある歯科大学病院ならいろいろと検査をして、解決策に
たどり着けるかと思って、今日は早起きをして、お金をかけて
診察してもらいにいきました。だけど、結局は他の歯科医院と
同じ答え。今度こそ、と期待していっただけ余計に悲しくて
泣いてしまいそうでした。
大学のうちはまだよくても、就職したらガムなど食べていられ
ないし、バイトをしたくても口臭が原因でできません。
彼氏が欲しくても、口臭が邪魔をします。
口臭がなければ、もっと積極的になれるのに。
口呼吸もしないし、朝ごはんだって食べてるし、歯磨きも
ちゃんとするし、お酒も飲まない。なのに、どうして?
原因がわからなければ解決しようにもできません。
歯磨きをこまめにするように指導されましたが、
現実的に見てなかなかできることではないし、第一
普通の人は歯磨きをしなくても綺麗な息なのに、私は違うの?
と思ってしまいます。
今日、ほんだ歯科のホームページを見つけました。
たくさんたくさん見ました。3時間なんてあっというまに
過ぎてしまった感じです。
私のほかにも口臭で悩んでいる人がいて、そしてみんなが
口臭から解放されていることを知って、私も助けて欲しいと
思いました。私の口臭は、今まで診察されたような簡単な
ものじゃない。他人にも感じられるものなんだということを
ほんだ先生なら分かってくれると思いました。
場所的には少し遠いけれど、予約をとって先生にお会いしたい
です。
私にはやりたいことが沢山あるんです。世界の子供と触れ合いたい
し、雑誌の読者モデルにも応募してみたい。ダンスもしたいし
大恋愛だってしたい。でも一番は、普通の女子大生として、
楽しく過ごしたいんです。
とりあえずは、先生がホームページで書いておられることを
やってみようかと思います。
長々と書いてしまってごめんなさい。
誰にも相談できなかった分、ここで沢山書けてしまいました。
先生の活動が、日本中の医師に浸透すればなあと思います。
それではお体にお気をつけて。
RE:どうしようもありません!-1 名前:HONDA  11/9(金)01:21
>「口の中に原因はないし、におわない。思春期特有の自己臭恐怖症だ」などと言われて、結局相談料だけとられて何の解決にもなりませんでした。

現状では、診療現場で確認できないような口臭については、一方的に治療の必要性のない口臭として扱われ、それでも、患者が納得しない場合は精神科的疾患としての扱いを受けます。一方で、同様に診療現場で確認できない生理的口臭は認めています。大変矛盾していると思います。そのような場合は、患者の訴えに耳を傾け、よく調べて診療現場以外で発生している可能性について十分に調査すべきだと考えます。既成概念を捨てないと、自臭症の問題は永遠に解決しない。

また、現状では、少しくらいの口臭でなやんいる場合も、社会的容認限度と診断されれば、治療の必要性はないとされてしまいます。せいぜい、「大丈夫」と言うような説明を受け、歯磨き指導を受ける程度でしょう。

結局口臭治療に訪れる、大半の自臭や、生理的口臭、社会的容認限度の口臭で悩み精神的生活レベルの低下をきたしていたとしても、多くの人は、一般歯科的治療と歯磨き指導以外の積極的な取り組みを行ってもらえない現実があります。

もしも、歯科医が精神科的な十分な医学的根拠を持ち合わせずに「自己臭恐怖症」と確定診断する場合は、確かな精神医学的根拠を示すべきではないかと思います。歯科医が精神科のまねをするなら、精神科医は要らないでしょう。少なくとも、精神科医に診断を仰ぐべきであると思います。
もし、精神科を紹介され精神科を受診しても治らない場合は、誤診ということになります。責任ある診断を行うのが最低限のモラルである気がします。

>舌苔のことや、生理的な口臭についてなどの説明を長々とされたりもしました。口臭で悩んでいるのだから、そんなことはとっくに調べて知っているのです。

確かに、一般的な口臭に関する情報については、口臭で深く悩む人のほうがいろんな知識をもっています。
「舌苔を物理的に取り除く」「歯磨きをしっかりする」と言うのが、歯科における口臭治療の定番メニューで行われているし、歯科医が書く口臭に関係する本や、ホームページに書かれていますが、これらは、口臭で深く悩み続けた人がやり続けて治らないことを熟知している情報ばかりです。その程度のことはコマーシャルでもやっています。実際に、舌苔を取り除くことや歯を磨くことが治療と言えるでしょうか?私は、そのような考え方がかえって、状況を悪くしていっているように思います。

もし、ほんだ歯科でそのような指導をすれば、ほとんどの患者は解決が不可能になるでしょう。大半はいくつもの口臭外来を受診しても治らなくてやってくる患者が多いからです。

このホームページを見ている口臭で悩む人が、舌苔を取り除く方法で、完治できた人はどのくらいいるのでしょうか?舌磨きは対症療法に過ぎないし、歯磨きは予防に過ぎません。舌磨きが有効であるとすると、子供時代から歯磨きと同様・舌磨きを指導すべきですが実際にはそんな馬鹿げた指導をする歯科医はいないでしょう。

>私の口臭の原因が何であるのか、なのです。

まったくそのとおりで、口臭治療はいろいろなデーターをもとに、患者の問題となる口臭の発生メカニズムを完全に分析することが、診断の段階で行われるべき重要なことです。その病因論が確立していないと、治療方法は生まれません。(通常の、医学的な治療においては当然の方法なのですが?)
ほんだ歯科では、患者ごとに異なる口臭の発生の仕組みついて、完全に説明を行います。(いろいろな調査データーから予測できるメカニズムの解明です。)

これができて初めて治療計画が立てられます。あなたの主張していることは、これから口臭治療に取り組もうとする先生にとっては非常に重要なことです。

RE:どうしようもありません!-2 名前:HONDA  11/9(金)01:31

>マスクをしたままの診察でわかるはずがない。

ひょっとしたら、その先生にも口臭があるのではないでしょうか?口臭治療に行けば、まず、その先生の口臭をチェックしてみることです。あなた方は他人の臭いには敏感なはずだから。
マスクをしたままでは、患者の口臭の官能検査は不可能です。また、現行の機械的な口臭測定器では、実際の口臭のレベルを確実に診断することは不可能です。結局は、複数の人間による嗅覚による診断がとても重要で確実なことです。その情報こそが、患者の知りたいことでもあるからです。

>断片的な情報で、それだけで「この人に口臭はない」とはいい切れないと思うのですが。

全くそのとおりです。

>歯科大学病院ならいろいろと検査をして、解決策にたどり着けるかと思って、今日は早起きをして、お金をかけて診察してもらいにいきました。だけど、結局は他の歯科医院と同じ答え。今度こそ、と期待していっただけ余計に悲しくて泣いてしまいそうでした。

何度も何度も勇気を振り絞って、口臭外来に行って失望してしまうことが、逆に精神的問題を引き起こしていくように思います。失望を重ねると嫌になったり、医療不信、歯医者不信になるでしょう。おそらく、その大学も、最初に受診した医院も同じ口臭理論で診療をしているからだと思います。

>就職したらガムなど食べていられないし、バイトをしたくても口臭が原因でできません。

日本はまだまだ、ガムを噛みながら仕事のできる社会ではありません。このままでは、社会生活ができなくなる可能性があるので早期の解決が必要でしょう。

>歯磨きをこまめにするように指導されましたが、現実的に見てなかなかできることではないし、第一普通の人は歯磨きをしなくても綺麗な息なのに、私は違うの?と思ってしまいます。

精神的緊張による口腔内乾燥や、口腔内過敏がある場合は、歯磨きのやりすぎはかえって、状況を悪化させます。また、歯磨き剤の濫用も口腔内環境を悪化させています。歯磨きが適当で、ちょっとくらい虫歯や一般歯科的問題を抱えても口臭が起こらないメカニズムを持っています。ほんだ歯科の口臭外来以外の一般治療を受けにくる人の口の中の状況は、悪いにもかかわらず、問題となる口臭のある人は少ないです。
一般歯科的問題以上に重要な口臭を引き起こさない口腔生理機能があるのです。それが問題である場合が大半です。

>私のほかにも口臭で悩んでいる人がいて、そしてみんなが口臭から解放されていることを知って、私も助けて欲しいと思いました。

何年口臭に悩んでいようが、口臭をゼロにしてしまうことはそれほど難しくないです。また、時間もかかりません。3ヶ月もあれば十分です。
それ以上は、お互い疲れてしまいます。

>の口臭は、今まで診察されたような簡単なものじゃない。他人にも感じられるものなんだということをほんだ先生なら分かってくれると思いました。

だから深い悩みを抱えているのだと思いますよ。一般歯科医は、口臭は一日の中でも変動していると言うことを認めていますが、あったりなかったりしているあなた方の口臭だけは認めないのです。
実際に、診療現場で全く口臭を認めない人(口臭測定器で、安全ラインの人)も15分もあれば、他人が臭いと思う口臭を引き起こさせることも可能です。
この実験は、以前朝日放送で行いました。したがって、自臭症の人も他人がわかる口臭がないとは全く言えません。それがわからなければ自臭症の人を治すことは不可能です。
私は口臭を治すことと同様に、口臭のない人に口臭を起こさせることも可能です。メカニズムわかれば簡単に口臭は作ることもできるのです。

>場所的には少し遠いけれど、予約をとって先生にお会いしたいです。

地元の歯医者や、関連科を受診して器質的病変を完全にクリアーしていれば、ほんだ歯科に来なくとこも、この掲示板の知識だけで家で取り組めることばかりです。まずは、掲示板をうまく使って自分自身で考え、問題を整理して解決に励んでください。掲示板だけで、解決できた人もたくさんいます。そのために情報をできる限り具体的に判るように提供しています。

実践してみて、効果がなくて元々、効果が出ればラッキーと言う感じでやってください。少なくとも、ここに書いている情報はすべて責任を持って書いています。いずれにしてもトライすれば悪化することはないでしょう。でも時々は私も間違っていることもあるかもしれない。その場合は患者の立場で反論したり、疑問を投げてくれれば、私も勉強になります。議論する余地は十分にある分野だからです。

>とりあえずは、先生がホームページで書いておられることをやってみようかと思います。

やってみて、うまくいかないことがあれば、相談してみてください。その前に、いろいろな情報を読み漁って今までの概念を捨て去ることです。全然異なるはずです。これらは、治療を重ねていくうちに患者さんとともに試行錯誤してできてきたことです。
したがって、やってみる価値はあると思います。少なくとも費用は要らないし、やる気と努力さえあればどこでもできることばかりです。人に頼らずに、自分自身で解決するしかないのです。でも、本来口臭はなかったはずだから、そんなに難しいことではなく、当たり前のことに過ぎないことばかりですが・・・

>先生の活動が、日本中の医師に浸透すればなあと思います。

少しずつ、興味をもたれている先生が増加していってます。治せなければ話にならないのが開業医ですから。



[口臭の悩み 解消のヒント]  に戻る