ほんだ歯科における治療
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ほんだ歯科口臭外来で行っている尿検査の意義

家族や医療機関にも理解されない口臭の問題-ほんだ歯科の取り組み

ほんだ歯科の口臭測定方法について

ほんだ歯科の治療の流れについて(2001年10月の資料)

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査

ほんだ歯科患者の経験談−自臭症が克服されていく過程

口臭を機械的に測定し診断することの難しさについて−ほんだ歯科口臭外来の機械的検査方法について

ほんだ歯科で口臭が治った体験−開さんの場合:口臭外来初診−

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査:続編(開さんの卒業時)

ほんだ歯科治療体験記:開さんの場合(卒業後)

(歯科医師向け)・・・精神科的幻覚による自臭症はほとんど存在しない。新しいリエゾン治療の方向性

ほんだ歯科(及び提携クリニック)の治療終了はどのようにして決められるのか???
   

ほんだ歯科の口臭測定方法について


書き忘れました。 名前:ひろ 5/8(水)13:48

すみません。さきほど書き忘れましたが 口臭外来での検査はガスクロマトグラフィーの検査と官能検査(透明な袋に息を吐いてそれを嗅ぐ)がありました。ガスクロでH2sの値がいっかんしてかなり大きいのに 官能検査では0〜2ぐらいとのことでした。自分でもはっきりわかるほどの臭いなのに官能検査が0〜2なんてとても信じられませんでした。
ほんだ先生は官能検査が一番確かと言われていますが、検査の仕方にもよるのではないでしょうか?
すみません追加です。


口臭を測定するということの意味について------ほんだ歯科における官能的口臭測定方法 名前:HONDA 5/9(木)02:36

>官能検査では0〜2ぐらいとのことでした。

袋に溜まった臭気と会話における臭気は別物です。
しかも、口からの鼻の距離によって、臭気感覚は全く違います。溜まったガスでどうして口臭のレベルが判定できます???ぜんぜん条件が違うと思うのですが・・・
おそらく、袋のガスを閉じ込めると袋の内側の表面にたくさんのガスは吸着されるし、その中には水蒸気がいっぱい溜まっているので、正確な条件とはいえません。

我々が日常経験する口臭の臭さは、いわゆる、溜まったガスではないのです。吐き出される気流ガスです。
貯留ガスと溜まったガスは、全く感覚は異なるのです。
ちなみにほんだ歯科では、以下のような方法で官能的口臭測定(実際に鼻で臭気を確認する方法)を行います。

1.一定時間口を閉じ息を止め、口の中に溜まったガスだけを直接口から(患者の口と術者の鼻の距離はほとんど0cm=接触すれすれの距離)鼻で臭気をかぐ試験で(これは呼気を排除した口腔内だけの貯留ガスです)、どのようなの臭気の種類かと口臭の感覚的強さを測ります。このとき患者が口に溜め込んでいたガスは、すべて鼻に吸いこまれます。

2.さらに、一定時間口を閉じた後、ハーとしてみて、口からどのくらいの距離で、どのような臭気(種類)が、どのくらいの感覚レベルでするのかについて実際に鼻で臭います。(これが会話時の実際的口臭になります。)
ハーとさせたまま、口からの垂直距離30センチから口に向かって、臭気を認めるまで接近していきます。

3.さらに息を吐き続けたときの最後の臭気(終末呼気)について、同じように官能検査します。(これは、口のガスではなく呼気だけの臭気を官能的に判断します。)

これらの検査によって、口臭が、口の中のガスが問題か呼気が問題か、あるいは、両方が問題かも官能的に感覚として識別ができます。

又、患者が悩んでいる臭気も患者と同じレベルで実感できます。


治療における完了(卒業)のためには、これらの試験で、極限状態(口から0センチ、すなわち患者の口と術者の鼻が接触するすれすれの距離)において、口臭の感覚的認知レベルが1以下(臭気の種類はわからないレベル)でないと卒業できません。(これは、卒業のための半分の条件です。)

さらに、官能試験でいくらOKでも、卒業はできません。残る半分の条件をクリアーできないといけません。

すなわち、システムの異なるすべての5種類の検査機器(口腔内・呼気・各ガス測定器)のガス濃度が、各測定器の測定限界(限りなくゼロに近い値)にならなければ卒業といわれません。1種類の機械でも測定値が、普通レベル(一般的平均)であっても卒業はできないのです。

かつ卒業後の定期的管理では、同じことが要求されます。(メインテナンスでは、機械的検査は費用がかかるので省略しますが、患者の要望により実施します。)

この機械的検査のすべてが、健康な人の平均ではなく限りなくゼロになり、かつ、いくつも行う官能検査のすべてがキスする位置で無臭と判定できなければ卒業できません。

したがって、あいまいな結果や測定基準を設定していないのです。

この方式では、誰もわかりやすいと思いますが、いかがですか?しかも通常は、計画的な治療によって、少なくとも3ヶ月以内に、この究極のレベルに到達できる人が大半です。(この検査結果の情報の公開は、見学される歯科医や、客観的評価のできる医療ジャーナリストなどすべての適正なジャッジが可能な人に患者プライバシーを保護した上で公開しています。)

これが、ほんだ歯科の口臭治療の最終目標である Excellent Breath(究極の無臭の息)という考え方です。

>ほんだ先生は官能検査が一番確かと言われていますが、検査の仕方にもよるのではないでしょうか?

ほんだ歯科の口臭検査方法を理解されたでしょうか?おそらく、私の知る限り世界一厳しい基準です。一般的という概念はないのです。一般的という水準は非常にあいまいで、人により異なって来るからという理由です。
限りなくゼロという基準は、人により異なることはありません。

いったいどちらの方法が現実的だと思いますか??

口臭がどのくらいであるかということを、患者さんが理解することがもっとも重要ですし、治療成果を再確認するためには、この測定技術の精度は非常に重要なのです。これがあいまいだと、治療の成果を判定できません。

さらにほんだ歯科では、まもなく、機械的測定は追加され口のガスもはく息も同時に口臭ガスを測定する(全く自然状態の会話のときの口臭)新しく開発された口臭測定器の導入も行います。

(現在、口臭測定器の種類は世界一です。)

これからも、口臭を測定するということは、もっともっと、いろいろな技術を結集して取り組む予定です。
非常に多くの、ガス測定を専門とする専門家が、ほんだ歯科の Excellent Project に参加しています。




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