ほんだ歯科における治療
◆ ほんだ歯科では未成年者は、なぜ、親の同意や同伴が必要か?

◆ マウスコンディショナー


口臭治療の実際--ほんだ歯科における治療手順

ほんだ歯科における口臭治療の最新情報

最近の新しい指導項目について

ほんだ歯科口臭外来で行っている尿検査の意義

家族や医療機関にも理解されない口臭の問題-ほんだ歯科の取り組み

ほんだ歯科の口臭測定方法について

ほんだ歯科の治療の流れについて(2001年10月の資料)

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査

ほんだ歯科患者の経験談−自臭症が克服されていく過程

口臭を機械的に測定し診断することの難しさについて−ほんだ歯科口臭外来の機械的検査方法について

ほんだ歯科で口臭が治った体験−開さんの場合:口臭外来初診−

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査:続編(開さんの卒業時)

ほんだ歯科治療体験記:開さんの場合(卒業後)

(歯科医師向け)・・・精神科的幻覚による自臭症はほとんど存在しない。新しいリエゾン治療の方向性

ほんだ歯科(及び提携クリニック)の治療終了はどのようにして決められるのか???
   

ほんだ歯科口臭外来治療体験談と官能検査:続編
(開さんの卒業時)


最後の口臭外来 名前: 11/28(木)20:38

ほんだ先生、スタッフの皆様、本日は、3回目の口臭外来で、最先端検査の実施と温かく細やかなご指導をいただき、本当にありがとうございました。お蔭様で、初診以来僅か2か月(3回)で、卒業することができました。

この1か月は、口臭外来2回目の予想外の結果を確認する毎日でした。初診で指導していただいた機能回復のための取り組みは、習慣化していて、気分的に余裕があったからです。

そこで、積極的に美術館、博物館、紅葉の名所、同窓会、懇親会などへ出かけ、鑑賞、交流を楽しみながら、それとなく反応を探ってみましたが、殆どが無反応で拍子抜けしてしまいました。
まだ、口腔内乾燥と過敏は続いていますが、自分で感知できる歯磨き時の生臭さも、以前とは比較にならない程、軽減しているのに気づきました。また、舌の中央部にべったりと貼り付いていた黄色っぽい舌苔も、いつの間にか姿を消していました。

このようにして、3回目の受診直前には、体の変化(口腔生理機能の回復)を確認できるようになっていました。

3回目も口臭外来専用の第2診察室で、再評価が行われました。
ハリメーターをはじめ数種類の機器による測定、唾液採取検査、官能検査などが実施されました。数値は、ハリメーターが3、アテインが2、唾液の沈殿が0(−)と、前回より更に下がっていました。
また、官能検査では、今回も、無臭という判定をいただきました。
その上、『今回で卒業』という夢のような告知までいただくことができました。

初診以来続けてきた取り組みは、苦痛を伴わず、手間もかからず、簡単に実践できることばかりでした。それが、このような劇的な成果をもたらすとは、想像もできないことでした。
ほんだ先生ご指摘のように、受診前4か月間の『口臭対策室』に基ずく実践が、機能回復のウォーミングアップとして功を奏したのかもしれません。徐々に回復しつつあった口腔機能が、体系的な取り組みにより急速に改善したということになるのでしょうか。

それにしても、口腔機能回復の過程で、リスク(アレルギー性素因、内科的歯科的要因、高齢による免疫力低下、自律神経失調など)は、障害にならないのでしょうか。
通常は3か月で卒業でも、リスクの多い私は留年を覚悟していました。にも関わらず、口臭トンネルの出口まで、猛スピードで一気に駆け抜けた感じです。

ほんだ歯科からの帰途、空は透き通るように澄みわたり、車窓から見える木の葉は一際鮮やかに輝き、卒業を祝福するかのような光景を目にすることができました。

今まで、口臭のため数多くのことを諦めて生きてきましたが、治すことだけは諦めなくて、本当によかったと思います。この喜びを噛み締めながら、今後の生活の質を向上させていきたいと思います。
人生に新たな展望を与えてくださった、ほんだ先生、スタッフの皆様に衷心より厚くお礼申し上げます。

3回の口臭外来の体験を、敢えて、『口臭相談専用掲示板』という趣旨の異なるこのページに書き込ませていただき、今、自分の厚顔さに赤面する思いです。
「体験を語ること」を快諾し、ご丁重なアドバイスまで加えていただいたほんだ先生に、心からお礼とお詫びを申し上げます。
今後は、悩みながら模索を続けておられる多くの方に、このページの一読者、口臭外来の一卒業生として、心の中でエールを送り続けたいと思います。

最後になりましたが、膨大な資料を分類・整理し、『口臭対策室』を編集してくださっている、りえ先生、本当にありがとうございました。
必要な情報を的確に収集できるだけでなく、お忙しい診療の傍ら、いつも、私達を支えてくださっているりえ先生の存在は、大変大きな励みになりました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。


ありがとうございます。 名前:りえ 11/29(金)00:40
かえって恐縮です。

最初からの書き込みを拝見していますが、治療がとてもスムーズに進んだのは、開さんの冷静な目と的確な取り組みによるものでしょう。

はずむような気持ちがストレートに伝わってきて、書き込みを読ませていただくのが楽しみです。また他の方へも配慮いただき、うれしく思います。

RE:最後の口臭外来 名前:HONDA 11/29(金)00:47
ほんだ歯科の口数外来の卒業基準は、世界一厳しい基準です。
いくつかの官能検査で完全に無臭である事と、いくつもの精密な口臭ガス測定器による測定で全てにおいて、ガスを検知できない(測定限界以下の水準である)こと。さらには、口腔生理機能の検査を全てパスして、この状態が6週間以上継続していることを確認できて初めて卒業することができ、管理(メインテナンス)に移行できます。この段階で治療は終了(卒業)します。

今日は、たくさんのギャラリーの中での、卒業おめでとうございました。たくさんの先生方の中で祝福を受け気分よかったですね。
今日は、二人の歯科医の先生が、遠方から見学に来られて、立会いのもとに、完全な高度な無臭の息をキープするどころか、前回よりもさらに無臭を到達されびっくりです。(開さんの時はいつも見学の先生がおられますね。)先生方の感想は「私たちも開さんくらいになりたい」というものでした。同世代の女性ならではですね。

見学に来られていた先生にも、官能検査を行なってもらおうと思いましたが、先生の方が、開さんほどの無臭の息に自信がなく辞退されました。そのやり取りをみておられて、自信がつかれた事と思います。(ほんだ歯科の治療では治療する先生も高度な無臭の息が要求されます。自分たちができないことは患者に指導しないからです。口臭専門医は患者の鑑でないといけないし、官能検査では常に対等の立場です。我々のキスする位置の口臭も試されます。)
それほど、開さんの評価結果は数値的にもすばらしいのです。お二人の先生方はカルテを見て非常に感動されていました。検査数値や口腔生理機能の回復振りに、開さんの年齢を考慮しても非常に高度な水準だったからです。(実は、私よりも無臭です。私は、ハリメーターでは常に大体30ppbくらいです。芸能人の多くも大体30ppb付近の無臭です。開さんはそれ以上に低い値でした。)

開さんは、50年も口臭で苦しみ、今までできることは全て行なって、色々な医療機関を転々として来られましたが、ほんだ歯科では、何年苦しんでいるかが問題ではなく、やる気さえあれば確実な計画的治療で3ヶ月もあれば十分、日本人の誰もができていない、常にキスする位置で無臭の息を安定して作り出す能力を身につけます。口臭が発生するプロセスを遮断し生理機能でカバーするからです。薬や、過激な口臭抑制剤を使わなくても、自らの口腔生理機能を自由自在に操れ自分の頭で考えられるようになるからです。したがって、一度身についた能力や考え方は容易に失うことはないのです。

口臭を短期に完全に無臭にすることは簡単です。でも、これからが最も大切であることを覚えておく必要があります。これから先も、今の状態を維持することが重要で、今まで取り組んできたことの、医学的な意味を常に意識しておき、どんな事態になっても冷静に考えて、まず自分の能力で対応していく事が必要であることと、ほんだ歯科で治療中に身につけた、忘れていた当たり前の習慣や、口の消化器としての重要性を忘れないようにして、あとは専門的な歯周管理を続けることです。舌を磨いたり、ミントのきついその場限りの口臭抑制剤に頼らないことです。

それと、無臭の息を作ることは、日本人、ましてや開さんの年齢の女性では、誰もができないオシャレとして楽しい気分で取り組むことです。挨拶にキスの習慣のある欧米に行かれても、嫌われることはありません。

開さんの様な経験をする人は、毎日おられます。毎日同じペースで卒業される人がいて、同じ数の新しい患者さんが来られて、ほんだ歯科は、3年前と同じペースで延々と口臭と戦い続けています。毎日感動や笑顔が一杯あります。だからこっちも楽しいです。
今の感動を忘れずに、これからは、今までできなかった、楽しいことを取り戻してください。本来の自分自身を取り戻すことです。

私にとっては、他の歯科医や口臭の基礎研究者からの評価はどうでもいいのです。患者の評価こそが全てであるし、社会の評価こそが、最も確かなものです。患者が喜びが我々スタッフの励みになっています。そのために誰でもが評価できる形で、全ての情報を公開しています。治療ノウハウは開業医の先生方に無償で開放しているのです。

通院圏内のほんだ歯科の卒業生はOBとして、ずっと定期管理に来られます。口臭の定期管理では、歯周管理や虫歯の予防などは当然のことで、これから先は歯周病では困らなくなるでしょう。でも、油断しないでください。時々、定期管理では、キスする位置の息がちょっと臭う人(それでも、一般の日本人よりはずっと、きれいな息ですが)が出てきます。
ほんだ歯科は、患者以上に口臭に対してはこだわりを持っています。高度な水準を維持していくようにがんばってください。
定期管理が楽しみです。ほんだ歯科はどんな患者も一人も見捨てたり、たらい回しにしたことがないので大丈夫です。安心してがんばってください。
今後は、OBとして、悩む人たちへの生きたアドバイスをお願いします。多くの深刻に悩む人に希望と勇気を与えると思います。

RE:最後の口臭外来 名前:HONDA 11/29(金)00:51
ほんだ歯科の口臭治療や、このような掲示板などについては、りえ先生や、この掲示板運営を提供してくれているM&N社や、口臭治療専任スタッフ、協力企業関係者など多くの人に支えられています。
決して私一人の力ではなく、りえ先生をはじめとする多くの支援者のおかげで、成り立っています。りえ先生は、ほんだ歯科が口臭治療を模索し始めた頃からの陰の協力者です。

RE:最後の口臭外来 名前: 11/29(金)08:25
ほんだ先生、りえ先生、診療でお疲れの深夜に、温かいアドバイスをいただき、ありがとうございました。

口臭外来、『口臭対策室』はもとより、このページからも数多くの手がかりをいただき、毎日の実践に活用させていただきました。
また、投稿者一人一人と真正面から向き合い、悩みに対応しておられるほんだ先生や、りえ先生の真摯な姿勢に、大きな感動をいただいてきました。この感動が、萎えかけた心に活力を与えてくれます。

今後は、現在の状態を維持しながら、歯周管理面でほんだ先生、りえ先生、スタッフの皆様のお世話になりたいと願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。



[口臭の悩み 解消のヒント]  に戻る