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その他−オーディオ

スピーカー交換のススメ
スピーカー取り付けに関して
取り外した純正スピーカーを再利用する





●スピーカー交換のススメ


筆者のクルマはディーラーから新車で納車されたものなので、
前オーナーがすでに装着していたオプションパーツというものは存在しない。
だが、純正のオーディオヘッドユニット(97年以降型の場合、カセットとAM/FMラジオ)はついていなかった。
筆者のクルマはディーラーとなっているガレーヂさっぽろ自身の20周年記念車として、独自に企画された限定車だったため、
すでにCD(SONY製)のヘッドユニットと交換されていたのだ。 →参照:20周年記念車のチラシ

しかし、CDにはデメリットも多かった。
すでに語られ尽くしたと思われるミニでの音飛びは、
カーオーディオの進歩により格段にマシになっているとはいえ、当然絶滅はしていない。
それにともない、大事なCD自体が傷むという事態も発生してしまうこともある。
さらにこれは寒冷地ならではだと思うが、
冬期間はユニット自体が使用範囲の温度以下まで冷え切ってしまうため、
たとえヒーターをつけて走行したところで、
ユニット自体が稼働できる温度まで上がるまではかなりの時間を要することになる。
実際のところ、30分程度ではまともに動作しないこともしばしばであることを覚悟しなくてはならない。

現在はユニットをMDに交換しているが、
先読みによる音飛び回避機能を備えているため、音が飛ぶことは皆無。
寒さによる動作不能もいまのところみられない。
ミニの室内空間から考えればメディアは小さい方がいいわけで、CDよりもMDのほうが有利でもある。
そういう観点からは、当時は高嶺の花だったHDDとか、
近来登場したメモリを利用したデジタルオーディオなんかはミニにうってつけであると思われる。


さて、話の本題に。

オーディオを純正から換装するにあたり、まずどこから手をつけるかということに関しては、
各人の考え方は様々で、これが正解というのはないものと思われる。
しかし、ことミニにおいては、いや、少なくともスピーカーがリアシェルフ埋込みになったタイプのミニにおいては、
まずスピーカーを真っ先に交換することを勧める


実際に、現在このタイプの純正スピーカーが取り付けられてるクルマの方は、
スピーカーカバーを取って、肉眼でスピーカ自体を見てみてもらいたい。
こんなのから出てる音を聞いてたのかと思うこと請け合いである。
場合によっては湿気でコーンがヤラレてる場合もあるかもしれない。

現在、筆者のクルマのスピーカーはNakamichi SP-C16Uという、
ナカミチがオートバックスと提携して販売した、廉価のトレードインスピーカーがつけられているが、
コイツを取り付けてから初めて音を鳴らしたときのショックは計り知れないものがあった。
それまでクルマの中でしか聴いていなかった曲の中に、
純正で聴いていたときには入っていたことすら気がつかなかったストリングスやパーカッションが存在したのである。
取り付けたスピーカーが素晴らしいからでは決してない。想像を超えて純正がショボ過ぎるのである。

カーオーディオ各社で出している、16cm径の廉価版トレードインスピーカーの価格はせいぜい1万円前後。
セールとか、輸入廉価品なんかだと5000円以下でも手にはいることだろう。
取り付けに関しても、配線を切って純正を固定しているナットをはずして、その逆をするだけ。
費用も手間もヘッドユニットその他を交換するよりはるかに手軽で、
純正のショボさが格段なだけにその効果はどれよりも大きいはずだ。







●スピーカー取り付けに関して


「ミニに取り付けられるスピーカーはどれ?」という質問へのオーディオ各社からの回答は
「ボルトオンで取り付けられるものはない」というものになるだろう。
実際、ミニのリアシェルフに開いているスピーカー固定用の穴は、
オーディオ各社のどのスピーカーも対応していない位置に開いている。
だが、現実には以下の条件を納得さえすればオーディオ各社の16cmトレードインスピーカーなら
(たぶん)どれでも取り付けることができるはずなのである。

「ミニのリアシェルフに開いているスピーカ止めのボルト穴は、市販のスピーカーの穴と一致しないため、
取り付けるのに加工がいるのでめんどうだ。」
ということであれば、
3つのうち2つの穴は、トレードインスピーカーにすでに開いている多数の穴のどれかに必ず合わせることができる。
2つ止まってたら、スピーカは十分固定されないか?
どうしても3カ所止めたいのであれば、スピーカーの穴に合わせてリアシェルフに穴を開けるか、
あるいはその逆かどちらかで、ドリルの登場であるが、それでも左右で穴は2個で済む。
もちろん筆者はそれすら面倒なので、2カ所止めて終わりにした。
今のところなんの不都合もない。
(そんな止め方だと音質が云々と言うような方は、とっくに純正スピーカーなんぞ使っていないだろうし、
音質のためには労力もカネも惜しんでないと思われるので、この話は無視してよい。)

ちなみに、スピーカーの向きを気にしないのであれば、
トレードインスピーカーの場合なら、たくさん空いている国産各車用の穴のどれかが
うまいことリアシェルフの3個の穴にぴったり合う場所が必ずある
ので、根気よくスピーカを当ててみるとよい。
ただし、スピーカーはアサッテの方向を向く。
スピーカーカバーを被せれば関係ない、向きなんか気にしないという割り切った方には、
これが最も現実的な対応だと言える。

固定するとき、純正のスピーカーを取り外したナットは流用できるが、
ボルトは純正スピーカーと一体となっているので、固定用のボルトは用意する必要がある。
ただし、これも購入したスピーカーによっては付属している場合もあるだろう。

  2カ所で固定されてるスピーカーの図

さて、もうひとつ。
交換するスピーカーの機種選択の際、
スピーカーのサランネットあるいはカバーが付属していることを最優先に選んでいる方が結構いるらしい。
たいていの市販スピーカー、特に廉価のものには、カバーやネットは付属していないので、
これにこだわると非常に機種の選択範囲が狭くなる。

これが、かっこいいネットにしたいというような見た目を考慮してのことならともかく、
単にスピーカーがむき出しになるからという理由からなのであれば、まったく取り越し苦労である。
16cm径のスピーカーであれば、よほど特殊でない限り、純正のスピーカについていたカバーが流用できるのである。
もちろん誂えたわけではないから、ミリ単位以下のキツさユルさはあるかもしれないが、
多少の加工をすることで解消するレベルである。

下の写真は、特になんの加工もせず取り外した純正カバーをナカミチのスピーカーに取り付けた状態である。

  純正カバーを流用した取り付けの図

ただすぽっと被せただけであり、激しい段差などで車体が衝撃を受けたときに外れるが、
それ以外は収まったままである。
なんならカバーの内側にマスキングテープでも貼り付けてやって、内径を若干小さくしてやるか、
いっそのこと両面テープでも使えば、少々の衝撃では外れないに違いない




●取り外した純正スピーカーを再利用する


さて、外してみたら切ないくらいにショボい純正スピーカー。
しかし、壊れていないものを燃えないゴミとして捨てるのも惜しいが、
そうかといって、誰かに譲るにしてもこんな程度のものを欲しがるヤツもまずいない。

「ミニはエンジン音が大きく、スピーカーがリアにあるので、オーディオが聞こえにくい。」
「フロントにスピーカーを追加したい。」という話もよく聞く。
であるならば、この捨てるくらいしかないスピーカー、捨てるくらいならフロントに移植するのはどうだろう。
とくに、ヘッドユニットからスピーカー出力が2系統出ているなら、空いている系統にこれを繋ぐだけである。
どうしてもエンクロージャーは必要だが、カネをかけないのであれば、
100円ショップにでも売っているタッパをエンクロージャーにしてやればよい。
筆者はフロントのシートの裏に下向きにこれを固定しているが、
シートが低音で振動して、なかなか臨場感が楽しめる。

筆者はこのうえでチューンナップツイーター(980円也)をダッシュボードに配置しており、
ビンボウながら、自分では納得しているのだがどんなもんだろう。






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