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シャシ−サスペンション

フロントスタビライザ (ガレージアウトデルタ)
ショックアブソーバー (オートリファイン/ビルシュタイン)
アジャスタライド (MINI SPORTS)
コイルスプリング (MST)




●フロントスタビライザ (ガレージアウトデルタ)


2001.8.7装着 56,454km〜現在 20万q使用中

現在では非常に多くの製品が出回っているこのパーツであるが、
筆者が取り付けたころは、ちょうどあちらこちらで出始めたころで、
それほど選択肢が多かったわけでもない。
とはいえ、これよりさらに数年さかのぼれば
オートリファインやKADなどしか選択肢はなかったし、
とんでもない高嶺の花だったのだから、隔世の感である。

結局、これを選択したのは、単純に最も安価であったからである。
アウトデルタでは年中セールみたいなもんで、定価にどれほどの意味があるのか疑問だが、
要するに、その定価からたいへん割り引いた価格で手に入ったので取り付けたわけである。

取り付けそのものには特に特殊な技術は必要としない。
スパナと六角レンチがあればどうにでもなる。
ただ、ジャッキアップしないままでやることもできるが、作業上非常に窮屈なので、
ジャッキスタンド(ウマ)かカースロープあたりがあると嬉しい。
言うまでもないが、ジャッキアップしてそのままクルマの下に潜り込むのは、
度胸がいいというよりは、死んだらバカと言われるだけなので、ぜひ避けたいところだ。

取り付け後のクルマの挙動などは、
世間一般にイヤというほどインプレッションが出回ってると思うので詳しく言う必要はないだろう。

よくいわれることだが、足回りの強化パーツでありながら、
一般の街乗りにおいて乗り心地がよくなるという話は、本当である。
要するにねじれの方向へのバネなので、両輪が同時に入力を受けたときは全く動作しないが、
片輪だけが入力を受けた場合はその入力への反作用を返そうとするので、
マンホールや路面のディポット、段差などを通過する際には、
装着前の露骨な突き上げ感に比べかなりマイルドなものに緩和される

これはラバーコーンに対するサブスプリングとして作用しているわけである。

56,454km走行後に装着、現在まで14万q走行しているが、
不都合といえば、足回りの整備をするときも、ねじれ方向に反作用を返すためやっかいである。
要するに整備時には取り外せということだ。当たり前ね。



それ以外では、希にボディの矢印の部分(写真参照)に干渉することがあり、
その時はけっこうな音がするくらいだが、これは車両の個体差もあることだろう。
イヤならちょっと削るか曲げてやればいいだけのことなのだが、特に気にしないことにしている。

ブッシュを介して、テンションロッドに固定するため、
そのうちブッシュがダメになるんじゃないかと思っていたが、現在のところ特に問題はない。
当初はガレミニ旭川の46さんと、
「いざとなったら、ゴム買ってきて削り出しちゃえばいいじゃん」くらいの話をしていたが、
いまはタートルトレーディングとアレック=オートリファインから替えのブッシュも発売されているようである。
もちろんアウトデルタのやつにポン付け可能かどうかはワカンナイが。
まぁ、耐久性ということに関しては、まるで気にする必要はないということは確かのようである。


余談だが、アウトデルタのスタビライザは勘弁してくれというほど真っ赤なので、
同系色のボディでない場合、取り付けると非常に自己主張が強い。
「スタビつけてるぞ」と、やる気満々のように見えて
そういう演出を好む向きにはよろしいが、筆者のようにひっそりと暮らしたい者にはツライものだ。
そのため、筆者はこれをボディと同色に塗装して装着している。
ただし、綿密な下地処理などはなく、ただ上から塗ってるだけなのと、
走行中に砂、小石、泥水、融雪剤などが当たる過酷な条件にさらされるため、
毎年春には塗り直してやらなければならない。
てなわけで、春に塗っても秋には上の写真のような有様になってるわけである。



※加筆
これは北海道のような冬期間は全面圧雪路面になる地域限定での話だが、
スタビライザを装着すると、スタッドレスタイヤでの走行が安定する。
片輪に偏るようなグリップを避けるように働くので、
確実に両輪で雪面を捉えるのではないかと考えているのだが、そのあたりは確信はない。
感覚としては、フロント片輪のグリップが過度に失われ、
もう片輪を中心に車体が流れようとするような挙動を示しづらくなるということなのだが、
こんな拙稚な文章で伝わるかどうかはなはだ疑問ではある。
申し訳ない。







●ショックアブソーバー (オートリファイン/ビルシュタイン)


単筒(モノチューブ)式にこだわったため、ビルシュタインを使用したかったのだが、
当初ビルシュタインは非常に高価であったため、
国産でもあることから品質に間違いはなかろうと判断し、
ARC(オートリファイン)のショックアブソーバーを装着していた時期がある。
このショック、非常に堅く、とくに伸び側がスムーズでないため、路面追従性が極端に悪かった。
バンピーな路面だとタイヤが浮き、空転することもしばしばであった。

さて特性はともかく、このショック、致命的な欠陥があった。
ショックの上下のブッシュがショックから剥離するのである。
結果、ブラケットからショックが脱落し、あわや大事故という目にあった。
これに関してクレームで処理したのだが、そのときのARC側の説明は、
「特定のロットに、ブッシュを接着する際にオイルが混入し、接着が弱いものがある」
というもので、問題のないロットのものと交換するとのことであった。
ところが交換したものはその4ヶ月後同様の状態になったのである。

 

 

今度はさすがに当方としては「通常使用に耐える強度を有しないと判断せざるを得ない」という結論で、
ARC側から代金の返却をしていただいた。

実際には対応の善し悪しはあるもののクレームに応じ、
また最終的に代金返却(工賃含む)にも応じていただいているので、筆者はARCを批判する立場にない。
あくまでも筆者にのみ重なった事象であると考えるには無理があると思うが、
現在すでにARCはこのタイプのショックアブソーバーの販売を行っておらず、
新しい製品となっているため、改良は行われているものと思う。
ただし、現在ARCの単筒式ショックアブソーバーの最初期型のものを使用している方は、
筆者からは点検をおすすめする。


さて、このショックを取り外した後、ビルシュタインが安価で手にはいるようになっていたため、
当初の希望どおりにこれに交換した。
ビルシュタインの特性などについては各所で語られているので、
ここで筆者が述べるのは無意味と思うので、こちらでも見ていただければ幸いである。

筆者としては期待に違わぬものであったが、
ビルシュタインの真価は、ラバーコーンからコイルスプリングに換装するとさらに際だった。
路面とけんかすることなく、むしろ路面をいなしていくようなしなやかさとしたたかさをみせるのである。
大きなうねりには吸い付くように、細かな路面変化は軽くいなすように。

あくまでも乗り手のフィーリングとシンクロするかどうかというパーツなので、
こんな文章でのインプレッションで伝わるものは少ないだろうし参考にもならない可能性が高い。
普通のユーザーは複数のショックを使い比べてみる機会などないものであるから、
自分のクルマの使用用途、走り方、乗り心地に対する要求などを元に
適切なアドバイスができるスペシャルショップに相談するのが最も現実的であろう。







●アジャスタライド (MINI SPORTS)


MINIにおける定番のアイテムであり、すでに定評のあるパーツゆえ、
使用にあたり、とくに云々ということはない。
同じ機能の他のパーツを使用比較したこともないし、そういう機会があるものでもないので、
その点に関しても言及は不能である。

調節の仕方に関して、専用の工具を用いるタイプのものがあるそうだが、
こちらはダブルナットになっているものを調節するので、
とくに車高調節に難儀したことはない。

ラバーコーンからコイルスプリングに換装した車両の場合、
画像の矢印部についている樹脂製のフタがはずれて紛失する場合がある。



このフタ自体は、なくても機能上には支障はないが、
サビ・固着防止のため、この中にはグリスを充填しておいたほうがよく、
フタがないとともするとグリス流出してしまうので、注意が必要である。
とくに北海道では融雪剤の影響で致命的に錆びる可能性があるので、
予防点検は怠りなきよう。




●コイルスプリング (MST)


2004年の秋、ばあさんを乗せて紅葉見物に行ったのだが、
帰宅したところばあさんは体の不調を訴えた。
身障者のため滅多に外にでられないばあさんは、
外の景色に集中していて大喜びしていたため、
単に長時間外出したせいで体調が悪いのだと思っていたようなのだが、
筆者にはそれがラバーコーンの乗り心地のためだと気がついていた。
このため、あまりにばあさんが不憫になり、コイルスプリングへの換装を決意したのである。

 ガレージミニ旭川店様によるコイルスプリング取り付け作業

換装後は、正直に言って全く違う乗り物になったという印象であった。
換装前のつもりでコーナーに侵入すると、思いも寄らないところでリアが腰砕けになり、
怖い思いをする羽目にもなった。
柔らかいコイルにしたわけではなく、バネレート140のものだったのにである。

クラウンみたいな乗り心地を目指すのであればよいが、
そうでもないなら、あまりに柔らかいコイルは
決して乗り心地がよいという印象を持たないような気がするのであるがどうだろう。
140でもどうなのかなと思う瞬間すらあるくらいなので、
これ以上柔らかいものは筆者にはまっぴらごめんである。

さて、装着してから一冬越えた2005年春、異常に車高が落ちていることがわかった。
コイルスプリングもへたるのである。
この後、2005年秋までへたり続けたので、ある期間、あるいはある程度の距離までは、
コイルはへたるものと考えた方がよいものと思う。

ちなみに日本縦断なんていう超長距離ドライブを敢行した際、
ラバーコーン当時よりはるかに疲れが少なく腰も痛くなかったことで、
コイルのほうが体への負担は明らかに軽いことを身をもって確認した。
たしかに違う乗り物にはなってしまうのだが、
パッセンジャーを乗せる方、自身の体がキツイ方は
コイルへの換装は一考に値すると思う。





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