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赤穂事件関係年譜 11
【赤穂事件補遺年譜 4】
−慶応4年・明治元年(1868)〜明治44年(1911)−
更新 2006/9/10

《年譜》
年 号 西 暦 干支天皇太政大臣
内閣総理大臣
事 項 本家
慶応4
明治元
1868戊辰明治 ★9.8 改元。
☆9.23 旗本浅野長榮(大學家)、徳川幕府の推挙により朝臣となり、禄高300俵を賜り行政官支配となる[播磨赤穂浅野家譜]。
☆11.5 明治天皇、勅使山中献(権弁事)を高輪泉岳寺へ使わして大石良雄等の墓を弔し、金幣を下賜する[明治天皇紀・東京城日誌九・新聞集成明治編年史]。
長訓
明治2 1869 己巳 明治 ☆7.8 浅野長榮(大學家)、弁官支配となる[播磨赤穂浅野家譜]。
☆7 浅野長榮(大學家)、禄制施行により現米28石を下賜さる[播磨赤穂浅野家譜]。
長訓
長勲
明治31870庚午明治☆6.26 朝10時、参議廣澤真臣、泉岳寺へ行く。今度手入の義士木像並びに木像堂見分として大納言徳大寺實則・中弁中島直人(後の錫胤)も参る。正午退出[廣澤真臣日記]。 長勲
明治4 1871 辛未 明治 三条実美 長勲
明治5 1872 壬申 明治 三条実美 長勲
明治6 1873 癸酉 明治 三条実美 長勲
明治7 1874 甲戌 明治 三条実美 長勲
明治8 1875 乙亥 明治 三条実美 長勲
明治9 1876 丙子 明治 三条実美 長勲
明治10 1877 丁丑 明治 三条実美 長勲
明治11 1878 戊寅 明治 三条実美 ☆1.19 赤穂城取り壊しの上、入札払となる。落札人は浅野家縁故の人にて瓦・金具等は東京高輪泉岳寺へ寄付す[東京日日・新聞集成明治編年史]。
☆是歳 赤穂城藩庁(本丸御殿)、解体される[赤穂城本丸御殿玄関板書]。
長勲
明治12 1879 己卯 明治 三条実美 ☆3.20 京都祇園一力にて大石良雄年回。什器を陳列す[大阪日報・新聞集成明治編年史]。
☆12 旧赤穂藩庁殿舎、もとの舟入跡(栄町)に開校した赤穂尋常小学校校舎として再築される[赤穂城本丸御殿玄関板書]。
長勲
明治13 1880 庚辰 明治 三条実美 長勲
明治14 1881 辛巳 明治 三条実美 ☆8.1 浅野長榮(大學家)室「婦久」没す(39歳)。法名「蓮池院殿華室貞香大姉」、葬地泉岳寺[泉岳寺赤穂浅野家墓碑銘]。
☆是歳 赤穂花岳寺仙珪和尚の主唱により有志等、桜魂社を組織して大石邸址ほか用地を買収す[創建記録]。
長勲
明治15 1882 壬午 明治 三条実美 長勲
明治16 1883 癸未 明治 三条実美 ☆4.16 赤穂花岳寺仙珪和尚等、兵庫県令森岡昌純宛に大石神社創設之儀を願出、大石神社建築趣意書・新築予想図・大石神社創立義捐金募集概則を提出す[創建記録・歴史]。
☆4.19 兵庫県令森岡昌純、大石神社創設願に対し、さらに具体的な案を提出するよう返答す[歴史]。
長勲
明治17 1884 甲申 明治 三条実美 ☆2.22 来る3月2日亀戸天神社社殿に於いて大石良雄・行基・蒲生氏郷等を弔う名家忌日会が開催されることとなる[新聞集成明治編年史・郵便報知]。
☆3.2 亀戸天神社社殿に於いて大石良雄・行基・蒲生氏郷等を弔う名家忌日会が開催される[新聞集成明治編年史・郵便報知]。
☆3 この月より花岳寺仙珪和尚、大石神社創建のための寄附金集めに奔走す[創建記録・歴史]。
長勲
明治18 1885 乙酉 明治 三条実美
伊藤博文(内閣総理大臣)
☆8 明治天皇、西国御巡幸。西四辻公業侍従を赤穂へ差遣す。西四辻侍従、大石邸・赤穂城を御巡視花岳寺義士墓所に参詣す[歴史]。明治天皇、左近衛少尉野津鎮武を差遣。大石邸並びに赤穂城図を所望につき桜魂社これを捧呈す[歴史]。 長勲
明治19 1886 丙戌 明治 伊藤博文 ☆6 大石神社参道のための赤穂城跡大手門改修工事完了[創建記録・歴史]。 長勲
明治20 1887 丁亥 明治 伊藤博文 ☆10 東京帝国大学の久米邦武、熊本へ史料採訪の際に熊本県庁に託して「堀内傳右衛門覚書」を謄写せしむ[堀内重勝覚書奥書]。
☆是歳 大石邸址の周囲の石垣等を整備。大石神社社殿敷地の盛土工事。吉田忠左衛門兼亮遺愛の枝垂桜をこの地に移す[創建記録]。
長勲
明治21 1888 戊子 明治 伊藤博文
黒田清隆
長勲
明治22 1889 己丑 明治 黒田清隆
三条実美
☆10.31 浅野長榮(大學家)没(51歳)。法名「徳昌院殿隆山長榮居士」、葬地泉岳寺[泉岳寺赤穂浅野家墓碑銘]。 長勲
明治23 1890 庚寅 明治 三条実美
山県有朋
☆7 東京帝国大学史料編纂所、「堀部(文五郎)文書」を渡邊洪基より借用し影写本を作成する[堀部文書]。 長勲
明治24 1891 辛卯 明治 山県有朋
松方正義
長勲
明治25 1892 壬辰 明治 松方正義
伊藤博文
☆是歳 赤穂地方大水害のため大石神社創立運動は一頓挫をきたす[創建記録・歴史]。 長勲
明治26 1893 癸巳 明治 伊藤博文 ☆4 熊本県士族堀部鹿次郎(友諒・甚之丞家、旧熊本藩士)、八木田小を通じて「堀部金丸覚書」を三島志津摩より譲り受ける[堀部家史料]。 長勲
明治27 1894 甲午 明治 伊藤博文 ☆11 東京の芝二本榎国昌寺(赤穂浅野藩士菩提寺)、芝三田台の正山寺と合併す[中義4]。  長勲
明治28 1895 乙未 明治 伊藤博文 長勲
明治29 1896 丙申 明治 伊藤博文
黒田清隆
松方正義
☆是歳 赤穂郡長原田千之助の肝煎により赤穂町長江見啓ほか郡町村長会議によって寄付金募集を行うことを決定。赤穂大石神社創建運動再開す[創建記録・歴史]。 長勲
明治30 1897 丁酉 明治 松方正義 長勲
明治31 1898 戊戌 明治 松方正義
伊藤博文
大隈重信
山県有朋
長勲
明治32 1899 己亥 明治 山県有朋 ☆9.17 旗本浅野長年(大學家)室没。法名「松壽院殿月照光輪大姉」、葬地泉岳寺[泉岳寺赤穂浅野家墓碑銘]。
☆10.8 有志等、連署して赤穂大石神社創設願書・本殿拝殿建築見積書及び祭神名記を添えて兵庫県知事大森鍾一に提出す[創建記録・歴史]。
長勲
明治33 1900 庚子 明治 山県有朋
伊藤博文
☆7.25 赤穂大石神社創立認可される[創建記録・歴史]。
☆12.17 赤穂大石神社仮殿建築を願出る[歴史・歴史]。
長勲
明治34 1901 辛丑 明治 伊藤博文
西園寺公望
桂 太郎
☆3 赤穂大石神社仮殿竣工[創建記録]。
☆4.6 旧赤穂藩森家家臣士飯尾定雄俊昌、大石神社の社掌に補される[創建記録・歴史]。
☆9.4 有志、赤穂大石神社設立に際して寄附金募集を出願、許可される[時事・新聞集成明治編年史]。
長勲
明治35 1902 壬寅 明治 桂 太郎 ☆7 故浅野長訓(広島藩主)に正三位が贈位される〔贈位諸賢伝 上〕。 長勲
明治36 1903 癸卯 明治 桂 太郎 長勲
明治37 1904 甲辰 明治 桂 太郎 ☆5.17 旧近江水口藩士冨森篤(正義・四十七士冨森正因後裔)死去す(53歳)[泉岳寺冨森家墓碑銘]。
☆6 東京帝国大学史料編纂所、青森県弘前市の大石尚一郎所蔵の文書を採訪す[大石文書]。
☆9 東京帝国大学史料編纂所、大石尚一郎所蔵文書を影写完了[大石文書]。
長勲
明治38 1905 乙巳 明治 桂 太郎 長勲
明治39 1906 丙午 明治 桂 太郎
西園寺公望
☆5 姫路混成旅団長渡辺陸軍少将、大石邸長屋門の破損等を見て赤穂町長を非難す[創建記録・歴史]。 長勲
明治40 1907 丁未 明治 西園寺公望 ☆夏 大石旧邸保存会が設立される〔創建記録、歴史〕。
☆10 故山鹿甚五左衛門(素行)に正四位が贈位される〔贈位諸賢伝 下〕。
☆11 故新井君美(白石)に正四位が贈位される〔贈位諸賢伝 上〕。
長勲
明治41 1908 戊申 明治 西園寺公望
桂 太郎
☆1 大石旧邸保存会の会長に旧赤穂藩主森忠恕子爵を推戴、併せて副会長・評議員などを選出し、事務所を赤穂花岳寺に置く[創建記録・歴史]。
☆是歳 赤穂大石神社創立に際して473円余の寄附金集まる[創建記録・歴史]。
長勲
明治42 1909 己酉 明治 桂 太郎 ☆4.3〜4.4 赤穂大石神社春祭を初めて執行す[創建記録]。
☆11.3〜11.4 赤穂大石神社秋大祭を執行す[創建記録]。
☆12 大石邸長屋門に居住する一家を立退かせて長屋門の大修繕[創建記録]。
☆是歳 大石邸長屋門南北の生垣を土塀改造の工事[創建記録]。
☆是歳 赤穂大石神社創立に際して473円余の寄附金集まる[創建記録]。
長勲
明治43 1910 庚戌 明治 桂 太郎 ☆4 故浅野長政(浅野家祖)に従三位が贈位される〔贈位諸賢伝 上〕。
☆是歳 大石邸長屋門、一応の修理を終える[創建記録]。長屋門に南北30間弱の土塀を築き、南門長屋は完全に修繕完了、北門長屋半修繕[新義6]。
☆是歳 赤穂大石神社創立に際して419円余の会費と浄財集まる[創建記録]。
☆是歳か 社掌飯尾定雄、大石邸長屋門北門長屋に移住す[新義6・歴史]。
長勲
明治44 1911 辛亥 明治 桂 太郎
西園寺公望
☆1 大石旧邸保存会役員、垂水海神社・神戸湊川神社・大阪四条畷神社に参拝、建造物を見学す[創建記録・歴史]。
☆2.6 有志等、1人100円を寄進す[創建記録・歴史]。
☆2 大石旧邸保存会役員・一般会員合同協議会を開き、赤穂大石神社社殿の様式は四条畷神社の技法に倣うことを決定す[創建記録・歴史]。
☆3.1 赤穂大石神社社殿地鎮祭と大鳥居の起工式を執行[創建記録]。
☆3 赤穂郡内小学生徒等の寄附金130円を以て大石邸址池畔の大石良雄遺愛の枝垂桜周囲の瑞垣竣工す[創建記録・歴史]。
☆是春 大石旧邸保存会役員、大阪にて大石神社建築の募金活動を行う。またこの時に赤埴源蔵重賢末裔赤埴慶蔵(大阪府警察本部保安課長・源蔵六代の後裔という)の知遇を得る[創建記録]。
☆4 赤穂大石神社本殿建築用の作事小屋を作る。棟梁山本近治に本殿の設計を委嘱する[創建記録・歴史]。本殿前石階左右瑞垣建設の周旋を元岡竹治等に依頼、起工す[創建記録・歴史]。
☆5 赤穂大石神社本殿建築工事請負を棟梁山本近治に命じて起工す[創建記録・歴史]。
☆10 大石旧邸保存会、先に借用の社殿設計書を四条畷神社に返却す[創建記録・歴史]。
☆11.3〜4 赤穂大石神社、秋の祭典と神殿上棟式を執行す[創建記録・歴史]。
☆11.12 弘前大石尚一郎良品、所蔵の文書4点を弘前の郷土史家森林助に譲渡す[森文書]。
☆12 大阪百花園より赤穂大石神社へ桧100本余奉納。これを境内各所に植樹す[創建記録・歴史]。赤穂大石神社本殿屋根檜皮葺工事始まる[創建記録]。
☆是歳 大阪中村秀五郎、社殿中門及び透塀を赤穂大石神社寄付す[創建記録]。
長勲
明治期 ☆福本日南、植田均に「堀部金丸覚書」(堀部友賢所蔵)の影写本を作成させる[堀部金丸覚書西村本]。
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