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過剰な歯磨きは逆効果

寝起きの口臭はなぜ起こるか?どうすれば起床時口臭は少なくできるか?食後の歯磨きについて

飲食後の口腔内のpHの変動・・および、口臭を引き起こさない口腔内のケアーあり方について

歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄
   

寝起きの口臭はなぜ起こるか?
どうすれば起床時口臭は少なくできるか?
食後の歯磨きについて

寝起き たか 1/20(月)21:04 

寝起きの口臭は直すことはできませんか??


寝起きの口臭はなぜ起こるか?どうすれば起床時口臭は少なくできるか?食後の歯磨きについて−1 名前:HONDA 1/20(月)22:03

寝起きは、睡眠中に唾液分泌が抑制を受けているために口腔内細菌は非常に増えており、臭いです。口腔内細菌は睡眠後3時間すれば、爆発的にその数が増えていき、約8時間で、細菌数は飽和状態に達します。(飽和状態では、死滅する細菌数と増加する細菌数が拮抗しています。)起床直後の唾液1ccの細菌数は、おおよそ糞便1グラムの10倍量と考えられるので、起床直後は「うんこ10グラム量の細菌がいる」と考えるとわかりやすいでしょう。したがって、起床直後の口の中は、ネバネバして臭いしとても不快です。

いくら胃で殺菌されるからといっても、これほどの細菌を飲み込む勇気は私にはないので、歯医者になる前から、歯医者の食後に3分以内に3分以上3回磨けという指導は無視していました。細菌学的見地からは、まったく意味がないと思っていたからです。

叉、そのような習慣は、世界的に見ても、日本のOLくらいじゃないでしょうか?

仏教国は、起きてすぐ口をすすぐ習慣があるし、欧米でも起きてすぐ歯を磨くのが習慣です。(外国映画で、食後に歯を磨いているシーンを見た事あります?今上映中の ハリーポッターでは朝食を食べるシーンとその後の行動のシーンがいくつかありますが、決して歯を磨いていないですネ。これからこの映画を見る人はじっくり見てください。確か、ある洋画で、起きてシャワーしながら、歯を磨いているシーンがあったと思います。)

したがって、一日の中で、口腔内の細菌汚染がもっともひどいのは、起床直後です。虫歯も歯周病も寝ている間に進みます。
一度起きると、ストレスを抱えない限りは、唾液は分泌され続けるので、口腔内細菌は増殖も活動もできません。むしろ抑えられてしまいます。精神的ストレスと不安を常時抱えている人は、ちょうど睡眠中に似ていて、常時起床時口臭という人もいますが、このような人は自分で口臭を作り出すのです。起きているのに口の中は睡眠中です。普通の人は活動状態にあるのですが・・・

口腔内の微生物が最も少なく、細菌学的にもっともクリーンなのは食事直後です。通常、病的口臭のある人も食事中と食後直後はほとんど臭わなくなるのは、そのためです。もっとも、食べ残しがあると、その後、虫歯菌の活性が高くなり、遅れて他の微生物活性も高まりプラーク形成に進みます。

食べない限りは、食べかすはないので歯を磨く必要はありません。(ということで、何を取り除かないといけいないかは、よくわかりますね。食事による口腔内変化を考えればわかることです。)

欧米の習慣は、デザートを食べたりガムを噛みます。そうすることによって、舌や粘膜の食べかすが完全になくなり、しかも新しい唾液も確保できるので、食事による口腔内の激変を完璧にすぐに修復できるからです。もちろん、食べかすはほとんどなくなるので、虫歯にもなりませんし、口臭も起こりません。

もっとも、細菌学的な素養ない人たちは、この一番腐敗した起床直後の、唾液をうやうやしく飲み込んだり、食事と一緒に食べたりして、逆に細菌学的には最もきれいな食後に一生懸命磨いた後に、うがいして大事な唾液を全て捨て去り、取リのぞくべき食べかすの大半は舌の上に残したまま、虫歯になっていきます。食べかすがてんこ盛りに残っていて、pHを修復する唾液の変わりに歯磨き剤が残った状態を考えると何がその後に起こるかが分かりますね。(歯磨き臭い気持ち悪い口臭です。多くの人が経験するはずです。)したがって、食後から遅れて奇妙な口臭が起こります。

日本人は、歯磨き大好きな人ほど、一生懸命3度の食後に歯を磨きつつ、口臭に悩まされ、虫歯になっていき、歯医者と歯磨き会社が喜ぶのです。しまいには、歯も削って知覚過敏になって、今度は知覚過敏用の歯磨きで磨くなんとも不思議な光景です。

歯を磨いているのに、なぜ、しばらくすると口の中が変になるんだとうろ思う人は、このタイプです。叉、なぜ知覚過敏が起こるかも考えてみるといいでしょう。歯をすり減らすくらいの威力で舌や歯茎を磨けばどうなるか?幸い、口の軟組織は痛覚が少ないので、危険を感じていない人が多いのですが・・・


寝起きの口臭はなぜ起こるか?どうすれば起床時口臭は少なくできるか?食後の歯磨きについて−2 名前:HONDA 1/20(月)22:07
食後すぐは、プラークもないし、細菌もほとんど活動していないので、食べかすをだけを取り除く必要があるのですが、なぜか、食べかすなんかちょっとしかない、歯の隙間や歯をゴシゴシして磨いた気になっている人が多いのです。いったい、何を磨いているのかよくわかりませんが・・・OLなどは、みんながやっていると、自分もやらなければいけないと思ってマイブームにしてしまう国民性があるようです。その前に細菌学的意味のない歯磨き指導を行なう歯科医にも問題があるように思いますが。業界のスポンサーが歯磨き会社ですから・・仕方ないかも。こそっと、「歯磨き剤は少ない目にして・・」と指導するくらいが関の山です。

効率よく飲食後の口腔内の状態をよくするには、口臭対策室の食後の口腔内ケアーについてを参照するといいでしょう。

起床直後には、誰にでも、人を不快にするかもしれない生理的口臭である起床時口臭があります。英語では モーニング・ブレスといわれています。しかし、この生理的口臭の一種である起床時口臭も、ちょっとした工夫でほとんど無臭になります。

まず、歯科的な問題は完全にクリアーして定期的に、病的になる前に歯ブラシでは取り除けない蓄積する歯石やプラークを歯医者で取り除くこと。(定期的専的歯周管理の実行)
その上で、寝ると細菌が増えるので、その前にできる限り、増殖が開始する直前、つまり寝る直前に歯を磨いてフロスしたり、プラークを取り除いてから寝ること。次に、起床直後に歯を磨くこと。歯周的に細菌学側面からは完全にクリアーであっても、口腔内には、微生物が一杯いるからです。この自然の細菌の増殖曲線をコントロールするのです。

以上を実行してください。

HONDA流は常に、細菌学的な意味を考えて、仕組みを理解し、最小限の努力で、最小限の経済的投資で、ぐーたらな人にもいつでもどこでもできる方法を提案しているのです。
おおよそ、ぐーたらである私自身が実行できないことは言わないようにしています。



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