歯みがき・うがいについて
甘いものを食べた後の、口の処理と、医学的根拠にもと基づく歯磨き方法

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口臭と歯磨き

口臭に有効なうがい

歯磨きについて考える

デンタルフロスが臭いことについて

食事後の口臭の悩みに対する対応策と、口腔生理学的な考え方

食後の歯磨きの意味と方法について

過剰な歯磨きは逆効果

寝起きの口臭はなぜ起こるか?どうすれば起床時口臭は少なくできるか?食後の歯磨きについて

飲食後の口腔内のpHの変動・・および、口臭を引き起こさない口腔内のケアーあり方について

歯磨きの意味について・・飲食後の口腔内ケアーの重要性と従来法の無駄
   

甘いものを食べた後の、口の処理と、医学的根拠にもと基づく歯磨き方法
教えて下さい 名前:ピょ 9/24(金)13:44

私は数年前から口臭に悩んでいます。チョコレートとか甘いものや何か食べると舌の真ん中らへんが酸っぱくなって口がものすごく臭くなります。だから何か食べる度にミントガムを食べないと人と話せません。舌苔は病的なほどではありませんが、白く付いています。これは病気なんでしょうか?自分でもなんなのかわかりません

甘いものを食べた後の、口の処理と、医学的根拠にもと基づく歯磨き方法−1 名前:HONDA 9/24(金)21:38
>チョコレートとか甘いものや何か食べると舌の真ん中らへんが酸っぱくなって口がものすごく臭くなります。

以下の様な原因が考えられると思います。
チョコレートや甘いものを食べると、舌の上に残るのは当たり前です。生物として当たり前のことなんです。

通常、正常な人は、食後は質の高い唾液がいっぱい出て、舌の動きなどが良くて、安静時(何もしていないとき)の唾液の流れがよく、安静時の唾液の働きによって、食べかすや飲みかすは、洗い流されて、唾液の持つ中和作用(難しくは、緩衝作用と言う)で中和されます。

もしも、唾液の流れが悪い場合は、いつまでも甘みが残って、中和されないため口の中は酸性に傾いてしまい、不快になると同時に口臭が起こり、やがては虫歯になっていくでしょう。

口の中が、中性の時は無臭で、酸性やアルカリ性に傾くと、口中が不快になり口臭が起こりやすくなります。

唾液の流れがいくら良くても、唾液の中和能力(緩衝能力)が低い場合は、唾液能力が低いために中和できなくなって、口の中は酸性化していくでしょう。
その結果、まったく活動していなかった細菌の活動は、急に復活して活発になり、口臭になったり、虫歯になりやすいです。
したがって、唾液の緩衝能力試験は、別名、う蝕活性試験(いかに虫歯になりやすいかの試験)と呼ばれたり、カリエスリスクテストとも呼ばれます。
この唾液の緩衝能力の低い人は、虫歯にもなりやすいし、口の環境によっては、口臭を起こしやすい人といえるでしょう。甘いものや、炭水化物を食べるたびに、口臭をこすでしょう。

対策としては、食べた飲んだりした直後は、口の中の細菌はまったく活動していないし、プラークも存在しないから、できる限り早く、舌の上に残っている、食べかすや飲みかすを、舌の動きと、唾液の力で取り除き、その後に、少し水を飲んで、質の良い唾液を確保することです。

HONDA式口腔内ケアー方法は、食後に歯を磨くなということではなく、もっとシビアーに、水以外のものが口に入った直後に、速やかに水と舌の動きによって、口腔内を洗い流し、速やかに無臭を確保できる口腔内の中和方法を行うのです。
口臭も、虫歯も完全にコントロールできます。また、舌も磨かなくても自動的にきれいになっていきます。

この飲食後(水以外が口に入った後)の、口臭を起こさない処理方法は、口臭対策室の「歯磨きとうがい」の項目を読んで実践すれば、簡単に解決します。

飲食後は、意味のない歯磨きをむやみにして、うがいを繰り返し、大事な食後の唾液を失うことよりも、水と舌の動きによる口腔内の、飲食物の残り(大半は、歯や歯の隙間にあるのではなく、舌の上に残っている)を、取り除き、水を飲んで、中和力の高い唾液を確保することが重要なのです。

そのあとにガムを噛めば、もっとすばらしい効果があるでしょう。ガムを噛めば、さらに舌の上は、傷つけることなくきれいになり唾液はいっぱい出るからです。

甘いものを食べた後の、口の処理と、医学的根拠にもと基づく歯磨き方法−2 名前:HONDA 9/24(金)21:50
食後は、口の中は、ほとんど菌がいませんが、起きてすぐは、びっくりするくらいいる(同じ重さのうんこの10倍くらい)しプラークは付きまくりですから、起きてすぐに歯を磨くことと、寝る前にしっかり磨くことは、プラークコントロール上とても重要です。
合成石鹸がいっぱい入った、市販歯磨きで、寝起きに歯を磨くと、何回うがいしても合成石鹸は口に残るので、朝ごはんが石鹸(歯磨き)臭くなって食べられないから、できる限り、歯磨き剤の量を少なくして、行うといいでしょう。

寝る前も、これから寝たら、口の細菌は増え続けるので、最初に細菌の全体量を減らしておく意味で、しっかりと磨くといいでしょう。

ひとたび、起床すれば、口の細菌数は、それほど増加できません。常に殺菌性の強い唾液を出し続けるからです。
研究では、食後にゼロだった細菌数は、徐々に増え、食前に一番増えます。
したがって、生理的口臭も、空腹時口臭も加算されて食前が一番強くなるのです。
食後は、どんな歯周病の人の、普段我慢できない病的口臭ですら、消失するのは、食後は菌が活動できない環境にあるからです。でも病気があれば、すぐに復活しますけど・・・

私が提唱している、歯磨き方法:

1.細菌コントロールとしての起床直後と就寝前の歯磨き
2.口の中和・・飲食後の水と、舌の動きと、唾液による口の中和方法(あえて歯ブラシや歯磨き剤を使用する意味はない。ガムをかむことは最善策)


このHONDA式の方法は、従来から歯科で指導されてきた。「毎食後3分以内に、3分間、一日3回」磨く方法とはまったく異なる方法です。

この方法なら、菌がまったくいないときに、歯を磨いて、重要な唾液を捨て去り、食べかすをいっぱい舌の上に残しつつ、歯を削り知覚過敏になりつつ、歯を弱くしつつ虫歯を誘発させる方法ではないでしょうか?
その結果、歯磨き剤や歯磨きグッズの消費量は世界一多いのに、虫歯率や、口の状態の悪さは、いつまでたっても先進諸国の水準とは程遠く、80歳になってときは、自分の歯は、たったの5本しかない、現実と矛盾するのです。
そして歯をしっかり磨く人ほど、歯医者ばかりに通わないといけない状態になると思います。でも、それでも歯医者で「もっと磨けといわれて磨き続け」こっけいな民族です。
まったく歯を磨かなくても、同じなものを食べている「サル」たちの方が、虫歯も歯周病も少ないです。彼らは本来の口腔生理機能を維持しているからです。
野生のサルたちも、器用に、木の枝で楊枝を作って取り除きますが・・
爪楊枝は、サルの習性を見習って、人間が応用した歴史があります。サルのほうが完璧ですね。

ちょっと頭の良い人や、細菌学や口腔生理学を学んだ歯医者になら簡単に 私の方法は理解できることです。

さらに、だまされたと思って、実践してみれば、口の感覚が良くなるし、舌も磨かなくても自動的にきれいにはずだから、試してみたらいいでしょう。
安上がりで、いつもできるし、便利だし・・(いちいち、歯ブラシセット持ち歩かなくていいし、金もかからない。)もっと、物に頼るのではなくて、自分口腔生理機能を引き上げて、本来の能力を鍛えることが、HONDA式ブレスコントロールです。




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