＞ひょっとこ運動・スポット運動・いばりんぼう運動など、どういうふうに行うのですか？

このような機能訓練は、人前で口腔生理機能をうまくコントロールできない人や、長年口臭で悩み、無口で無表情で、うつむいて生活していた人（＝会話のたびに臭くなります）、又、思春期の口腔内の成長が盛んな時に、ひきこもりなどで、長い間外的な接触を断ち、しゃべったり笑ったりすることのなかったような人の場合に、基本的な口腔機能に必要な筋肉の運動機能を鍛える為に行ないます。

舌運動
顔をやや上向けて（４５度くらい）人差し指と中指を重ねて縦にして入る程度（約３ｃｍ）開いたまま、舌を上前歯の裏→下前歯の裏→下右奥歯→下左奥歯と言う順番で縦縦横横と言う感じでリズミカルに動かします。この時、口が閉じかけてきてはいけません。口を一定の距離を保ちながらあけて行なうことがポイントです。


くいしばり運動
「イー」という感じで、思い切り唇の両端を引っ張る感じでくいしばります。首に何本も筋肉の走行が明瞭に見えるように、くいしばった後に、緊張を解き緩めます。再びくいしばります。これを繰り返します。



ひょっとこ運動
まず、鏡に向かい思い切りキスするような感じで、くちばしのように口をとがらせて、そのまま踏ん張ってください。
そのまま、上の唇と下の唇が同時にきれいに曲がっていくように右にひょっとこのように曲げます。次に左側にします。
この時下唇はよく曲がるのですが、上唇がついていけず取り残され崩れないようにしてください。
以上の、トレーニングを各３分間、合計９分のトレーニングを一日３回くらいやります。
時々緊張した時も、この運動を程度に行なうと、緊張がほぐれて口の状態がよくなります。

「小顔」になりたい人は、毎日お風呂に入ったときに湯船につかりながら９分間毎日やると、一ヶ月位したら「あむろちゃん」みたいな小顔になると思います。（骨太の人は無理かも・・・たるんだ顔の皮膚は引き締まります。）

（注）写真のモデルは患者さんではなく娘です。←説明写真のモデルが必要な時はボランティアでやってくれます。→でも、こずかいあげるので、結局モデル料は高くなります。

＞白いところが一部なく舌の前の右側が赤くぷつぷつになっていて、なかなか治りません。

それは正常な状態です。その付近は舌乳頭がなく舌粘膜がむき出しなどので繊細なのです。ブツブツは味を感じる細胞です。

＞舌の天井でごしごししないほうがいいですよね？

した方がいいです。より舌表面の残渣が取り除けます。傷はつきません。(粘膜同志ですから、傷がつく前に痛くなるので・・）

＞常に舌を動かしている状態なので、わきの所が歯に当たっているのでしょうか？

動かそうと思わずに「止めなければ良い」と思ってください。